「寝付きが悪くてつらい」「いびきで病院に行くのは大げさ?」 名医が回答!
秋田大学大学院精神科学講座教授の三島和夫先生(前編)
堀田恵美=ライター
最初の検査は自宅でできる簡易検査
編集部 検査はどのようなものになるのでしょうか。入院は必要ですか?
三島 一番簡単な検査は、寝るときに指先にセンサーをつけて、三晩くらい動脈血中の酸素濃度をモニターするというものです。呼吸が止まれば血中の酸素飽和度が落ちるので、そこから無呼吸が起きているかどうかを推定します。小型の機械を自宅に持ち帰って行うので入院は不要です。交通事故などのリスクを避けるため、タクシードライバーや電車の運転士など、運転業務に携わる職員を抱える企業ではたいていこの検査が導入されています。