「ぎっくり腰の後、足にしびれが…」読者の悩みに名医が回答!
整形外科医でカイロプラクターの竹谷内康修先生(後編)
二村高史=フリーライター
竹谷内 手術についてはもちろんリスクが伴いますので、慎重に判断する必要があります。
通常、医師が手術を勧めるのは、高度の脊柱管狭窄症によって馬尾(脊髄下部にあたる仙骨神経や尾骨神経周辺の神経の束のことで、馬の尾に似ていることから、こう呼ばれる)が圧迫されることで生じる、尿の出の悪さ、下肢の運動麻痺、陰部灼熱感といった馬尾障害(馬尾症候群)があるときです。また、下肢の運動麻痺が悪化する傾向にあるときです。