「寝ていると足がつる」「足の爪が黄色に」 読者の足の悩みに名医が回答!
足専門の総合病院「下北沢病院」の医師たち(前編)
柳本操=ライター
「健康Q&A」では、日経Goodayの連載や特集でおなじみの医師や研究者、アスリート、トレーナーなど、健康・医療のエキスパートの方々が月替わりで登場。あなたの疑問やお悩みに答えます。
2020年9月の回答者は、日本初の足専門の総合病院「下北沢病院」(東京・世田谷区)に所属する足病医たちです。
足専門の総合病院「下北沢病院」の医師Q&A
Q 1
Q 2
Q 3
Q 4
Q 5
Q 6
Q 7
Q 8
Q 9
Q10
編集部 下北沢病院は、日本初の足を専門的に治療する総合病院です。足に特化した医学「足病学(ボダイアトリー)」は、「歩行」という動きや、靴による摩擦や圧力といった総合的視点をもとに、足のトラブルを観察し診療するのが特徴です。
今回は、足病学の視点を踏まえながら、読者のさまざまな質問に、下北沢病院の医師のみなさんにお答えいただければと思います。下北沢病院の医師のみなさんには、日経Goodayでは連載「いつまでも歩けるための健足術」にも登場していただいています。ではさっそく、最初の質問です。

足の爪の色が変わってしまった
足の爪が、黄色というか、茶色っぽくなり、恥ずかしくて夏場はサンダルも履けず、ずっと靴下を履いていました。栄養不足でしょうか。また、爪水虫かなとも思いました。(40代女性)
編集部 栄養不足で爪の色が変わることもあるのでしょうか?
久道勝也理事長 確かに爪は、栄養状態が反映されるところです。貧血によって爪がもろくなったり、凹んだりすることもあります。とはいえ、何らかの病気があったり、極端なダイエットでもしていない限り、現代社会で栄養不足になることは考えにくいと思います。また、加齢による変化によって、爪が黄色みを帯びてくることがあります。
編集部 なるほど。「爪水虫」の可能性はどうでしょうか。