「安物の補聴器では難聴が進む?」読者の悩みに名医が回答!
慶應義塾大学医学部教授・小川郁先生(中編)
梅方久仁子=ライター
「健康Q&A」では、日経Goodayの連載や特集でおなじみの医師や研究者、アスリート、トレーナーなど、健康・医療のエキスパートの方々が月替わりで登場。あなたの疑問やお悩みに答えます。
2019年7月の回答者は、加齢性難聴など、耳の聴こえや補聴器などに詳しい、慶應義塾大学医学部耳鼻咽喉科教授・小川郁先生です。
慶應義塾大学医学部・小川郁先生Q&A
Q 1
Q 2
Q 3
Q 4
Q 5
Q 6
Q 7
Q 8
Q 9
Q10
Q11

編集部 前編では、加齢性難聴についての質問が相次ぎました。今回、中編では、難聴に欠かせない補聴器を中心に、質問にお答えいただきます。ではさっそく最初の質問です。
安物の補聴器では難聴が進む?
30万円近い補聴器を使用していたのですが、2回もなくしました。現在は通販の4~5万円のものを使用しているのですが、補聴器の専門店によると、安物では難聴が進むとのことです。それは本当でしょうか?(80代男性)
編集部 30万円近い補聴器を2回もなくされたそうです……。補聴器にも価格の幅がありますが、やはり安いものを使うことはよくないのでしょうか?