「ヘッドフォンで音楽を聴くと将来難聴に?」読者の悩みに名医が回答!
慶應義塾大学医学部教授・小川郁先生(前編)
梅方久仁子=ライター
「健康Q&A」では、日経Goodayの連載や特集でおなじみの医師や研究者、アスリート、トレーナーなど、健康・医療のエキスパートの方々が月替わりで登場。あなたの疑問やお悩みに答えます。
2019年7月の回答者は、加齢性難聴など、耳の聴こえや補聴器などに詳しい、慶應義塾大学医学部耳鼻咽喉科教授・小川郁先生です。
慶應義塾大学医学部・小川郁先生Q&A
Q 1
Q 2
Q 3
Q 4
Q 5
Q 6
Q 7
Q 8
Q 9
Q10
Q11

編集部 小川先生は、慶應義塾大学医学部教授で、同大学病院耳鼻咽喉科の診療科部長でもあります。今回、耳の聴こえや補聴器に関する質問を日経Goodayの読者から募集したところ、なんと過去最高数の質問が寄せられました。
小川 耳については悩んでいる方が多いと思われます。よろしくお願いします。
編集部 よろしくお願いします。では、最初の質問です。
高い音が聴こえないのは加齢のせい?
体温計の「ピー」音が聴こえません。また、電車内の放送も聴きづらいです。やはり補聴器を使ったほうがよいのでしょうか。人との会話でも聞き返すことが多くなってきました。(80代男性)
編集部 体温計の「ピー」という高い音が聴こえず、電車内の放送が聴きづらいということです。80代の方ですが、やはり加齢による難聴と考えてよいでしょうか。
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