「80代はどんな運動を…」著名トレーナーが回答!
フィジカルトレーナーの中野ジェームズ修一さん(後編)
松尾直俊=フィットネスライター
「健康Q&A」では、日経Goodayの連載や特集でおなじみの医師や研究者、アスリート、トレーナーなど、健康・医療のエキスパートの方々が月替わりで登場。あなたの疑問やお悩みに答えます。
2018年7月の回答者は、日経Goodayの人気連載「中野ジェームズ修一の『遠回りしない体メンテ術』」でおなじみの、フィジカルトレーナーの中野ジェームズ修一さんです。
フィジカルトレーナーの中野ジェームズ修一さん Q&A
Q 1
Q 2
Q 3
Q 4
Q 5
Q 6
体重は昔と変わらないものの、ハリがなくなってきました(中編)
Q 7
Q 8
水泳で速く泳ぐための筋トレやストレッチを教えてください(中編)
Q 9
筋肉をつけるためにスクワットをしても、効果が感じられません(中編)
Q10
Q11
Q12
Q13
Q14
Q15

編集部 中編では、男女ともに筋肉をつけたいという質問が多かったですね。
中野 筋肉をつけたい理由としては、見栄えをよくしたい、スポーツのタイムをよくしたい、というほかに、将来のロコモティブシンドローム(通称ロコモ、運動器症候群)の予防のため、ということもあるでしょうね。
編集部 まさに、今回の最初の質問は、そのロコモ予防についてです。
足腰が弱らないよう、運動が不足していないか心配
自分の時間がなかなか持てず、運動も毎日の通勤1.5kmを速足で往復したり、寝る前に数分間、スクワットなどの軽い筋トレとストレッチをしたりするだけです。以前は週に2回テニスを続けていましたが…。これで足腰を弱らせないようにできるでしょうか? (50代前半女性)
編集部 時間がなくて思うように運動ができないとのことですが、質問の内容を見る限り、それなりに運動をされていますよね。
中野 現在なさっていることは、すごくいいと思います。ただし、同じ負荷と量の運動をやり続けていくと、人間の体は慣れてしまい、最小限の力で動けるようになるので、筋肉量が減ってしまいます。ですから、種目を変えたり、負荷を上げたりする必要があります。
編集部 トレーニング内容のアップデートが必要だということですね。