「コロナ禍でのジョギングの注意点は?」読者の疑問に専門家が回答!
筑波大学人間総合科学学術院教授の久野譜也先生(後編)
田村知子=フリーランスエディター
「健康Q&A」では、日経Goodayの連載や特集でおなじみの医師や研究者、アスリート、トレーナーなど、健康・医療のエキスパートの方々が月替わりで登場。あなたの疑問やお悩みに答えます。
2020年6月の回答者は、日経Goodayの連載「久野教授の『カラダの強化書』」で人気を集めた、筑波大学人間総合科学学術院教授の久野譜也先生です。
スポーツ医学に詳しい筑波大学教授の久野譜也先生 Q&A
Q 1
在宅勤務の1カ月で5kg太りました。筋肉量減少を防ぐには?(前編)
Q 2
Q 3
Q 4
Q 5
スクワットの足先は「少し開く」「まっすぐ」のどちらが正しい?(前編)
Q 6
Q 7
Q 8
Q 9
Q10
Q11

編集部 前編では、在宅勤務による運動不足や、筋トレが長続きしないというお悩み、スクワットの正しい足先の位置などのご相談にお答えいただきました。では早速、後編に入りたいと思います。
スポーツ選手は免疫力が弱い?
先日、新型コロナウイルス感染症で若い力士が亡くなりました。糖尿病だったとのことですが、スポーツ選手は運動をやり過ぎるので、実は免疫力が弱いという話も聞きます。運動と免疫力の関係を教えてください。運動はどのくらいするのがちょうどいいのでしょうか。(43歳男性)
編集部 激しすぎる運動を続けると、免疫力が低下するという話は耳にしたことがあります。
久野 運動と免疫には関連があって、強度が高い激しい運動は、免疫力を下げます。例えば、フルマラソンを走った直後などには、一時的に免疫力が下がり、風邪などにかかりやすくなります。ただし、逆に、運動不足の状態でも免疫力は下がるということを忘れてはいけません。免疫力を下げないためには、適度な運動をすることが大切です。
編集部 「適度」というのは、前編でお話しいただいた「1日8000歩」程度の有酸素運動や筋トレをコツコツ続ける、ということで大丈夫でしょうか。
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