「膝が痛いときに歩いてもいいの?」読者の悩みにインターバル速歩提唱者が回答!
「インターバル速歩」提唱者の能勢博先生(後編)
梅方久仁子=ライター
「健康Q&A」では、日経Goodayの連載や特集でおなじみの医師や研究者、アスリート、トレーナーなど、健康・医療のエキスパートの方々が月替わりで登場。あなたの疑問やお悩みに答えます。
2020年5月の回答者は、ウォーキングの常識を変えたといわれる「インターバル速歩」の提唱者で、信州大学特任教授の能勢博先生です。

編集部 信州大学特任教授の能勢博先生に、読者からの質問に答えていただいています。
前編では、能勢先生が提唱する「インターバル速歩」のやり方や、「1日1万歩」をやろうとして挫折してしまうという悩みに答えていただきました。後編もよろしくお願いいたします。
能勢 よろしくお願いします。
編集部 それでは、後編の最初の質問です。
雨の日に室内でできるウォーキングの代替の運動は?
天気が悪くて外でウォーキングができないとき、その代わりに行うとよい室内でできる運動として、何かお勧めはありますか?(40代女性)
編集部 確かに雨の日は外でウォーキングはできませんね。その場合はどんな運動をすればいいでしょうか?

能勢 雨の日に屋内で行う運動として一番お勧めなのは、スクワットです。年を取ると下半身の筋力が衰えてきますから、スクワットで鍛えることは重要です。詳しいやり方は、ほかの記事などを参考にしてください。
ただ、スクワットは、ウォーキングやインターバル速歩の代替の運動というより、補完する運動だといえます。雨の日には、いい機会なので、スクワットで下半身の筋力を鍛えてください。