「ホルモン補充療法は必要?」「顔のシミは薄くなる?」産婦人科医が回答!
女性の更年期の不調に詳しい「イーク表参道」副院長の高尾美穂先生(後編)
堀田恵美=ライター
「健康Q&A」では、日経Goodayの連載や特集でおなじみの医師や研究者、アスリート、トレーナーなど、健康・医療のエキスパートの方々が月替わりで登場。あなたの疑問やお悩みに答えます。
今回の回答者は、女性の更年期前後に多い不調や病気に詳しい、女性のための統合ヘルスクリニック「イーク表参道」副院長の高尾美穂先生です。
女性の更年期の不調に詳しい 高尾美穂先生Q&A
Q 1
Q 2
Q 3
Q 4
Q 5
Q 6
Q 7
Q 8
Q 9
Q10
Q11
Q12
Q13
Q14
Q15
Q16

編集部 女性のための統合ヘルスクリニック「イーク表参道」副院長の高尾美穂先生は、婦人科医としてだけでなく、女性アスリートをサポートするスポーツドクターとしてメンタルケアにも携わる傍ら、ヨガインストラクターとしても活躍されています。前回は、生理痛やプラセンタ注射、骨粗しょう症などについて答えていただきました。最終回となる今回は、子宮筋腫や、ホルモン補充療法などについてお答えいただきます。
高尾 よろしくお願いいたします。
編集部 よろしくお願いします。ではさっそく、最初の質問です。
子宮筋腫を放置しても大丈夫?
婦人科検診を数年に1度受けています。今年MRI検査を受けたところ、子宮筋腫がいくつかあると言われました。今すぐ治療が必要ということはないとのことでしたが、ここ数年経血量が多く、生理痛もひどくなっていて、放置していいのか心配です。子宮筋腫ががん化する可能性などはありますか? 後で困るくらいなら早い段階で除去手術などを受けたほうがいいのでしょうか。(49歳、女性)
編集部 子宮筋腫を放置していいか、という質問です。いかがでしょうか。
高尾 子宮筋腫があっても、生活するうえで困っていないのであれば治療の必要はありません。