従来の治療ではなかなか改善しない「重症例」に最も有効
円形脱毛症の治療は、脱毛箇所の数や脱毛の広がり方などに合わせて、適した治療法が選択される。ほとんどの場合、まずは、脱毛部位の炎症や免疫反応を抑えるステロイド外用薬(主な商品名:アンテベートローション、エクラーローションなど)が処方される。単発型や多発型の場合、発毛を促す塩化カルプロニウムの外用薬(商品名:フロジン外用液ほか)などを塗布したり、アレルギー反応を抑えるセファランチン(商品名:セファランチン)やグリチルリチンの配合薬(商品名:グリチロン配合錠ほか)などを服用したりする。