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Dr.キタカズの「意外に知らない!?くすりにまつわるエトセトラ」

インフルエンザの鼻ホジホジ検査は本当に必要か?

検査キットに振り回されるな!

 北和也=やわらぎクリニック副院長

 医師である自分としては、同じ医師に対して、「検査キットを信じすぎるんじゃない! みんな、もっと自分を信じるんだっ!」とよく思ってしまいますが、便利な検査が手元にあると、つい、検査しないと気が済まない習慣がついてしまうんですね~。

 噂によると診察券を渡した瞬間に、鼻に検査キットを差し込まれる医療機関もあるそうです(ウソです)。

 …とはいえ、患者さんの立場からいうと、検査する・しないも結局は医師次第。「先生、つらいからホジホジの検査しないで。インフルエンザってことにしておいて」とは言いにくいかもしれません。それに、検査キットの使い方や診断のし方が気になっても、口をはさみにくいかもしれません。そんな時はこのページを印刷して、医師に相談してみてください。検査キットの使用を要望する患者さんが次から次へとやって来るために、いくら説明しても埒があかなくなり、やむを得ず使い続けている医師も中にはいるのです。

 「インフルエンザの検査をしてもらってきて!」と職場や学校の先生から言われることもあるかもしれませんが、上述の通り、全然理にかなっていないのです。

 最後に言います。

 「インフルエンザの流行期に典型的なインフルエンザ症状(急に出てきた、咳・鼻・のどの症状+寒気+ふしぶしの痛み+高熱)があれば、検査をしてもしなくてもインフルエンザとして扱うべし!」

 …今回は診断と検査キットの話ばかりしました。

 「この連載は、薬の連載じゃないのか? オレは薬の話が読みたかったんだコノヤロー! オレの大切な時間を返せっ!」という方もおられるかもしれませんので、次こそは必ずやお薬のお話しをいたしますということで、今後ともよろしくお願いいたします!

注意)本連載は、医療否定を訴えるものではありません。必要な薬をテキトーに自己判断で中止するのはいけません! くれぐれもご注意いただければと思います。

キタカズ先生の著書が発売されました!

北和也 編著
『今日から取り組む 実践!さよならポリファーマシー』

じほう 2016年10月13日発行

北和也
やわらぎクリニック副院長
北和也 2006年大阪医科大学卒。府中病院急病救急部、阪南市民病院総合診療科、奈良県立医科大学感染症センターなどで主に総合診療・救急医療・感染症診療に従事。手足腰診療のスキルアップのため、静岡県は西伊豆健育会病院 整形外科への3カ月間の短期研修(単身赴任)の経験もあり。
現在は、やわらぎクリニック(奈良県生駒郡)副院長として父親とともに地元医療に貢献すべく奮闘中。3姉妹の父親で趣味は家族旅行。

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