日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様

日経 Gooday

ホーム  > 医療・予防  > 話題の論文 拾い読み!  > 前日との気温差のある日は脳梗塞に注意、発症リスクが20%上昇
印刷

話題の論文 拾い読み!

前日との気温差のある日は脳梗塞に注意、発症リスクが20%上昇

日本人の脳卒中患者約4000人について気温・気圧との関係を分析

 大西淳子=医学ジャーナリスト

 脳卒中は、冬に多く、夏に少ないことが広く知られています。そこで、広島大学の研究グループは、脳卒中で入院した日本人約4000人について、発症した日および発症前7日間の気温と気圧を調べて、脳卒中リスクとの関係を調べました。その結果、前日よりも気温が上がった日、または下がった日は、虚血性脳卒中(脳梗塞)の発症リスクが約1.2倍になることなどが明らかになりました。

脳卒中患者4000人について気温・気圧との関係を分析

前日との気温差ある日は脳梗塞を発症しやすいので注意。(C)Nophamon Yanyapong-123rf

 著者らは、広島市、呉市、福山市内の、救急部門がある7つの病院に、2012年1月から2013年12月までの2年間に脳卒中で入院した3935人を分析対象にしました。

 3935人の平均年齢は73.5歳で、内訳は、男性が2325人、女性が1610人でした。診断名は、3197人が虚血性脳卒中(脳梗塞)で、738人が脳内出血でした。

 地方気象台の観測データから、それぞれの患者の発症日と、発症前7日間の平均気温、気圧、相対湿度を調べました。分析には、平均気温ではなく、相対湿度で補正した気温(thermo-hydrological index;THI)を用いました。THIは、気温が健康に及ぼす影響を評価する際の指標として適切であることが示されています。

 まず、個々の患者の発症日のTHIと気圧が、表1のどれに該当するのかを調べました。また、発症前7日間については、それぞれ前後する日のTHIと気圧の変化を算出し、それらが表2のどこに該当するのかも調べました。

[画像のクリックで拡大表示]

1/2 page

最後へ

次へ

RELATED ARTICLES関連する記事

医療・予防カテゴリの記事

カテゴリ記事をもっと見る

FEATURES of THEMEテーマ別特集

  • もの忘れと将来の認知症の関係は?

    「名前が出てこない」「自分が何をしようとしたのか忘れる」…。“もの忘れ”は、ミドル以上なら誰にでも経験があるもの。本特集では、もの忘れの原因は何なのか、将来の認知症につながるのかなどについて紹介する。

  • 健康寿命を左右する「全粒穀物と食物繊維」の摂取方法

    今、世界的に「全粒穀物」の健康効果が注目されている。全粒穀物の摂取が増えるほど、がん、心血管疾患、総死亡率が低くなるという研究報告も出ている。その健康効果の中核となっているのが「食物繊維」だ。食物繊維が体にいいことはよく知られているが、主に便通などに影響するものと軽視されがち。だが、食物繊維不足は生活習慣病と密接な関係がある。本特集では、主食の選択が及ぼす健康効果から、注目の大麦の健康効果、穀物以外の食物繊維のとり方までを一挙に紹介する。

  • 「胃がん」撃退のため知っておきたい最新情報

    これまで多くの人の命を奪い、「死の病」であった胃がんが、「ピロリ菌」除菌の登場によって未然に防ぐことができる病気になってきた。また、万が一胃がんになってしまった場合も、胃カメラによる検診を定期的に受けていれば、超早期の段階で見つけて治療し、胃の機能をほとんど損ねることなく日常生活に戻ることができる。本特集では、近年死亡率が大きく減少している胃がんの最新事情をまとめる。

テーマ別特集をもっと見る

スポーツ・エクササイズSPORTS

記事一覧をもっと見る

ダイエット・食生活DIETARY HABITS

記事一覧をもっと見る

からだケアBODY CARE

記事一覧をもっと見る

医療・予防MEDICAL CARE

記事一覧をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

お知らせINFORMATION

SNS

日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!

RSS

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間

NIKKEICopyright © 2018 Nikkei Inc. All rights reserved.