日本食をよく食べる人は認知症になりにくい
米、味噌汁、海草、漬け物、緑黄色野菜、魚、緑茶の摂取が多いほどリスクは低下
大西淳子=医学ジャーナリスト
最初に、調査票を用いて39種類の食品と飲料の摂取頻度を調査し、個々の食品の1日当たりの摂取量を計算しました。
食事の内容が日本的かどうかは、米、味噌汁、海草、漬け物、緑黄色野菜、魚(刺身、煮魚、焼き魚、練り物、干物)、緑茶、牛豚肉(牛肉、豚肉、ハム、ソーセージ)、コーヒーという9種類の食品・飲料の摂取量に基づいて判断しました。9種類の食品のそれぞれについて、まず一人ひとりの摂取量を計算し、次に、集団を構成する全員を摂取量が少ない人から順番に並べたときにちょうどまん中になる人の摂取量(中央値)を男女別に決定しました。