過食気味の人は「腹七分目」で長生きできそう
サルの実験で相反する結果、その理由を追求して分かったこと
大西淳子=医学ジャーナリスト
マウスやラットでは実証済み、ではサルでは?
これまで、マウスやラットを使った実験で、カロリー制限を行うと生存期間が延びることや、加齢に関連する疾患(がんや循環器疾患、糖尿病など)の発症が遅れることが示されていました。それらの研究の多くは、対照群(カロリー制限を行わない群)にはエサを好きなだけ食べることを許し、介入群(カロリー制限を行う群)にはそれより少ない量を与える方法で行われていました。