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“筋肉博士”石井直方のやさしい筋肉学

マンネリ筋トレでは、更なる筋肉アップは望めない!

第52回 適応・馴化とピリオダイゼーション

 コーチング・クリニック(ベースボール・マガジン社)

ピリオダイゼーションには2種類のタイプがある

 ピリオダイゼーションとはトレーニングを期分けして刺激を変えること。そのやり方は大きく2種類に分けられます。

 1つは、どこまでも向上するためのピリオダイゼーション。もう1つは、スポーツ競技などのシーズンに合わせた計画的なピリオダイゼーションです。

 前者は、例えば3カ月おきにトレーニングのタイプを変えるのが基本的なやり方です。ストリクトスタイルで上げていたバーベルを、チーティングスタイルに変えてみたりすることで新しい刺激を筋肉に与えます。

 競技であっても、パワーリフティング、ウェイトリフティングといった単純な種目の場合は、前者の部類に入るでしょう。日頃からトレーニングで行っていることと試合で行うことがほとんど同じなので、より重い負荷を上げることが基本的な課題となるからです。どこまでも純粋に挙上能力を高めていくためには、停滞やスランプを打破して、トレーニング効果を継続的に高めていく戦略を立てていく必要があります。

 一方、後者は、オフシーズンから試合に向けて段階的に身体を仕上げていくピリオダイゼーションです。まずは時間のかかる筋肉づくりに取り組むのが普通でしょう。その後、次のシーズンが近づいてくるにつれて、鍛えた筋肉をパワーにつなげるようなトレーニングに変え、さらに実際の動きに生かすようなトレーニングに変えていく、という順序で進めていくのが一般的だと思います。

 もちろん、試合直前になれば戦術的・戦略的な練習に多くの時間を割くことになると思いますので、身体は少し早めにつくっておく必要があるでしょう。

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