進化がめざましいデジタルデバイスやスマートフォンなどで使える新サービス。最近は、健康をテーマにしたものが増えてきた。話題の健康ツールは、本当にストレスフリーで毎日使えるものなのか。健康改善に向け、自分の生活をどれほど変えてくれるものなのか。気鋭の人気ITライターが利用者目線で1カ月かけて評価し、その実力を明らかにする。今回は、誰もが憧れる男らしいボディ。腹筋が割れた細マッチョな身体を目指して、米Runtasticが開発している腹筋トレーニングアプリ「Six Pack」を試した。
誰でも年を取れば、相応に脂肪が増えてくる。特に顕著なのはお腹周りだろう。チャンピオンベルトを巻いたかのように、腹部に脂肪がつく。筆者自身も、30代後半になってからお腹周りの脂肪が気になり始めた。
ここ1年間取り組んだトレーニングによって、体重は7kg減、体脂肪率も8~12%くらいを行き来するようになったものの、お腹周りの脂肪は残ったままだ。風呂上がりに自分の身体を見るたびに、もう少し引き締まった体つきにできないものか、腹筋がうっすら割れて見えるくらいになればカッコイイのに…と思ってしまう。
自分で試してみたところでは、ウォーキングや自転車のような有酸素運動だと筋肉量があまり増えない。やはり、多少の筋肉トレーニングが必要なのだろう。そこで今回、重い腰を上げて腹筋のトレーニングを始めることにした。利用したのは、「Runtastic Six Pack」(以下、Six Pack)というスマホアプリ。以前に紹介したジョギングやウォーキング向けのアプリ「Runtastic」と同じ開発元の製品だ。全機能を利用するには有料版(600円)が必要になるものの、無料版でも初期レベルの腹筋トレーニングができる。飽きっぽい性格なので、まずは無料のお試し版でトレーニングを開始した。