睡眠不足やストレスなどによる、精神的な疲労が問題になる昨今。自分の状況を客観的に把握するのは、なかなか難しい。幾多の健康ツールを試し斬りしてきた連載企画の最終回では、精神的な疲労度やストレスの度合いを手軽にチェックできる、話題のスマホアプリを試しに使ってみた。その結果は、実際の疲労感とどれほど一致するのか。また、疲労度を把握することは、自分の生活をどれほど変えてくれるものなのか。
最近、どうも調子が悪い。ストレス過多かも? わざわざ病院へ行くほどの状態ではないが、自分の感覚ではなく、なにか客観的な測定方法で自分の状態を確かめてみたい。こんなときに役立つスマホアプリがある。「FHM Lite」と「COCOLOLO」だ。前者は国土交通省による事故防止支援事業の助成金対象になっている製品で、疲労度合いを5段階で診断する。後者は、米アップルのアプリ配信サービス「App Store」の無料部門で1位になった製品で、ストレス度合い診断するものだ。実際にどの程度役立つのかを試してみた。
定期的なチェックで体調管理!
2つのアプリを1週間試して分かったのは、定期的に精神面の疲労度をチェックすることの大切さだ。1回、2回チェックしただけでは、「なんだこんなものか」という感じだったが、毎日数回チェックしているうちに、自分が感じている状態と計測結果がマッチし始めた。仕事が立て込みだすと、ストレスが高めになるし、疲労度も高まる傾向にある。これなら体調を管理する上で、かなり参考になりそうだ。
次ページからは、アプリごとの特徴や使い勝手を含めて解説してみたい。
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