ウェアラブル端末「Apple Watch」。この新しい端末は、日々の生活をどれだけ豊かに、健康的なものにしてくれるのか? 前回は、「アクティビティ」や「ワークアウト」といったApple Watchの標準アプリを中心に解説した。しかしApple Watchの魅力は、標準アプリだけでは語り尽くせない。なぜならiPhoneと同じように、多数のアプリがApple Watch向けに配信されているからだ。今回は、これらサードパーティ製のアプリに注目してみたい。
アップルが開発した標準アプリ以外、どういったアプリが配信されているのか。実をいうと、本コラムでこれまでに紹介したアプリのいくつかはApple Watchに対応している。具体的には、ランニングやウォーキングの記録を残せる「Runtastic Pro」。30秒単位で12種類の運動をこなす「7分間エクササイズ」、ユーザー同士で区間タイムを競うのが楽しいサイクリングとランニング用の計測アプリ「Strava」の3つだ。
定番のフィットネスアプリが対応
このほかにもフィットネス系のApple Watchアプリは多数ある。対応アプリが自分のiPhoneにインストールされていると、Apple Watchとペアリング(端末同士を無線接続すること)するだけで、そのアプリがApple Watchにインストールされる仕組みだ。
アプリの利用方法は、iPhoneとほぼ同じ。Apple Watchのホーム画面に追加されたアプリのアイコンをタップすればよい。Apple WatchとiPhoneが接続状態なら、iPhone本体をカバンやポケットにしまったままでも、各エクササイズを始められたり、過去のエクササイズ履歴を閲覧できたりする。一方、ペアリングが切れていたり、iPhoneの電源が切れていたりすると、Apple Watchのアプリは動作しない。