進化がめざましいデジタルデバイスやスマートフォンなどで使える新サービス。最近は、健康をテーマにしたものが増えてきた。話題の健康ツールは、本当にストレスフリーで毎日使えるものなのか。健康改善に向け、自分の生活をどれほど変えてくれるものなのか。気鋭の人気ITライターが利用者目線で1カ月かけて評価し、その実力を明らかにする。
思い立ったらすぐ始められるエクササイズ、「ウォーキング」。今回は、一般的なウォーキングよりも体に負荷がかかる「インターバル速歩」に挑戦。トレーニングの友となる、最適なスマホアプリを探してみた。
ウォーキングに最適な健康ツールを探し求て
朝晩の冷え込みも緩み、運動を始めたくなる春の季節。今回は、老若男女、誰でも取り組みやすいウォーキングに最適な健康ツールを探し求めることにした。
ただ単に歩くのでは飽きてしまいそうだが、脚の筋肉量を増やして体を若返らせてくれる「インターバル速歩」に以前から関心があった。ちなみにインターバル速歩は、一定時間速く歩いたり、遅く歩いたりといったことを繰り返すウォーキング方法(*)。一定ペースで歩くよりも負荷が高く、足の筋肉量や持久力を高めてくれるという。学生時代に陸上をやっていた人に話を聞くと、鍛えるならインターバルトレーニングが欠かせないといわれ、自己流で何度か取り組んできた。
そんなインターバル速歩に欠かせないのが、ペースを変えるタイミングを教えてくれるツールだ。ストップウォッチなどを使ってタイミングを計るのも良いが、簡単なのはスマートフォン用のランニングアプリを使う方法だろう。今回は、初めての人でもインターバル速歩を始めやすいように、無料のアプリに対象を絞って検証してみたい。
*4月5日から特集記事「簡単にアンチエイジングできる 『インターバル速歩』完全ガイド」をお届けする予定です。4月特集の詳しい内容はこちらをご覧ください。
無料版のアプリだと機能に大きな差が!
今回試したアプリは、スマートフォン向けのアプリ提供サービスのランキングで人気が高い「Runtastic」「Runkeeper」「Runmeter」の3つ。どのアプリも位置情報(GPS)などを利用して距離、平均速度、1km当たりのペース、消費カロリーなどを記録できる。表示の見やすさなどに違いはあるものの、基本的な機能は大きく変わらない。では、どのアプリを使っても良いのか…というと、実は違う。
インターバル速歩に欠かせない機能、すなわち(1)音声でインターバル区間の開始を教えてくれること、(2)各区間の歩行ペースを記録して、適度な歩行ペースを知るための参考にできること、(3)信号待ちなどで停止したとき、計測を自動停止できること。これらの機能に、それぞれのアプリの無料版では大きな差が見られる。
それでは、お薦めなのはズバリどのアプリなのだろうか。
(4月特集の詳しい内容はこちらをご覧ください)