食べたものを記録する最も簡単な方法は、写真で撮影すること。FoodLogなら、食べたものを写真で残すだけでなく、どんな料理でカロリー量はどのくらいなのかをアプリが自己判断するという。果たしてその実力は?
メタボを解消したい…。健康的な生活に切り替えたい…。こうした目的で始める取り組みの一つが「食事の管理」。毎日、どういった食事をしているのか、自分自身で再認識することにより、食生活を改善するのが目的だ。有名な方法としては、手帳に食べたものを書き出す「レコーディングダイエット」がある。
本連載の1回目 でも、「あすけん」という食事管理アプリを紹介した。常に持ち歩くスマホなら、食事の記録を継続しやすいだろう…という考えから、スマートフォンでの食事管理を提案したわけだ。実際、本コラムを読んで実践してみた人もいるだろう。
しかし、食事の管理を続けるのは、相応の努力が必要になる。食事を入力するだけとはいえ、1日3回も作業するのは面倒に感じる。筆者自身もくじけそうになったが、「そこは仕事だから頑張れた…」という側面も少しある。実際、ダイエットをしたいという筆者の友人に勧めてみたものの、1カ月持たずに挫折してしまった。そこで今回、食事管理に挫折してしまった人に再チャレンジしてもらうべく、フードットログが開発する「FoodLog」(フードログ)を紹介することにした。
FoodLogの特徴は、独自の画像解析技術により、スマホで撮影した食事を解析して写真から料理名とカロリー量を予測すること。つまり、最も挫折しやすい食事内容の入力作業を省けるのだ。スマホだと、スムーズには文字を入力できない人も多いはず。そんな欠点を解消する画期的な機能だ。
最近は、飲食店で食事をスマホで撮影している人をよく見かける。フェイスブックやツイッターなど、SNSで公開することを目的に撮影しているようだが、こうしたスマホユーザーの習慣を健康管理に生かせるわけだ。これは素晴らしい。FoodLogは本当に従来の食事管理アプリの欠点を解消できるのか? 1カ月間じっくりと使ってみた。