おばんざいでバランスのいい食事、撮影現場ではうどんで体の中から温めます
体の中からエネルギー(熱)を効率よく生み出すためにも、エネルギー源となる糖質(炭水化物)、タンパク質、脂質だけでなく、エネルギー産生を助けるビタミンやミネラルもきちんと摂取するよう心がけています。
その点、京都は「おばんざい」(昔から京都の一般家庭で作られてきたお総菜)を出す食べ物屋さんが多いので助かっています。京都といえば、湯豆腐も有名。湯豆腐懐石だと、いろんな小鉢が出てくるので、やはりいい感じにバランスの良い食事がとれます。それに、湯豆腐はアツアツで、食べると即、体が温まるのがうれしいですよね。
今の撮影現場では、お昼に温かいおうどんをいただくことが多いです。柚子コショウや一味や七味を入れたら、もう最高! 午後の撮影へのモチベーションが一気にアップします。
体を温め、バランスよく栄養を摂れる冬の食事といえば、鍋も外せません。京都滞在中は食べ物屋さんでいただきますが、東京では自分でも作ります。私の冷え対策の一押しは、キムチ鍋。唐辛子のカプサイシン効果で体が温まります。ところで、みなさんはお鍋の中のお肉に何か不満を感じたことはありませんか? シャブシャブみたいに、短時間だけ火を通してすぐに食べてしまえば問題ないけれど、お鍋の中に浸かってる時間が長くなるにつれて、お肉はパサパサで味もなんだか抜けちゃってる感じ…。そこで、お薦めしたいのが、お鍋に入れる前にお肉だけをフライパンで空炒りすること。お肉の表面がカリッとすることで、お鍋の中でもお肉のジューシーさが保たれますよ。
一度に11枚使用の使い捨てカイロ
そして、冬の京都での撮影で手放せないのが「使い捨てカイロ」。
私が貼っているのは、(1)おへそから指4本下あたりにある関元のツボ(冷えのほか、女性特有の不調にも効くツボ)、(2)ウエストの一番細いところ(男性の場合は、体に腕をつけたときに肘が位置する辺り)の高さの背骨から両側に指2本分外側にある腎兪(じんゆ)のツボ(冷えのほか、腰痛や腎臓の働きをよくするツボ)。(3)左右の肩甲骨の一番下のラインより少し上の高さで背骨から指2本分外の脾兪(ひゆ)のツボ(肩こりや低血圧などのツボ)辺り。(4)内くるぶしから指4本分上あたりの三陰交(さんいんこう)のツボ(女性特有の不調を改善するツボとして有名ですが、足の冷えに効果があるツボ)辺り。(1)以外は各2枚使うので、計7枚。

こうしたところには、貼ってらっしゃる方も多いのでは?
では、 過去に寒い冬ロケを何度も経験してきた私が、使い捨てカイロでいかに効率よく暖をとるか試行錯誤を重ね、発見した極めつけの貼付場所をお教えしますね。
それは、両腿の内側の付け根(そけい部)と両脇の下辺り。発熱したときにここを冷やすと体が楽になりますが、それはここに大きな動脈や静脈が通っているから。寒いときは温めてあげると、効率のいい冷え対策となります。これも加えて、使い捨てカイロ計11枚の大量消費です。
今回、初の新聞記者役で、ロケも多いので、ホント、カイロ様様の毎日。衣装がパンツにシャツにセーターにダウンといったラフな感じというのも助かっています。思う存分カイロが貼れますから(笑)。