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観月ありさの「大人の美女メンテ!」

自律神経と上手に付き合って、ぐっすり睡眠をゲット!

仕事のことは忘れてひたすらリラックスすれば、「冷え」の緩和にも役立ちそう

 観月ありさ

 連ドラの撮影はシーンを撮り終えるごとにカメラを止めて、間を入れながら撮っていくので、途中で緊張をほぐすことができます。ところが、ミュージカルは幕が上がると、ラストまで全てがノンストップで進行。今回の『オーシャンズ11』の場合は、公演時間が約3時間。たとえ自分の出番ではないところでも、次の出番に備えて舞台上の共演者のセリフや歌を聞いたりして進行に集中し続けます。しかも、自分の出番が来て舞台の上に立つと、緊張感はマックスに!

予想もしてなかった「球」が飛んでくる!

『オーシャンズ11』の大阪公演、私の楽屋前で撮影。冷え対策で着ているのは『オーシャンズ11』のスタッフスウェット。手に持っている水筒の蓋には大きな文字で、テス(私の役名)と書いてあります。出演者はみんな、こんな水筒を舞台の袖に置いて、いつでも水分補給できるようにしていました。ちなみに、中はお水です。

 お芝居は共演者の方とのセリフや演技のキャッチボールで成立するもので、演じているのはお互い人間ですから、毎回予定通りにすべてが同じということはあり得ません。共演者の方が、意図的に、あるいは突発的に演じ方を変えられたり、アドリブを挟まれたりして、予想もしなかった「球」を投げ込まれることがあるわけです。

 その瞬間、私の頭の中には1/100秒くらいのほんの一瞬「エッ!なんで?」と驚きの信号が灯り、次の1/100秒くらいで、頭の中のコンピューターがフル稼働して「投げ返す球」を選び出します。常に、どんな「球」が飛んでくるか身構えているにもかかわらず、寝言でも言えるくらいに完璧に覚えていたはずのセリフが飛んでしまって、頭の中が真っ白になったこともあったくらい。

 真白になっても、それで終わっちゃいけない。その1/100秒後には、「どうにかごまかせないかな…いや、これは無理…じゃ…」みたいに、またまた脳をフル稼働するワケで…。まるで、交通事故に遭いそうになったときのヒヤッと感みたいなものを毎日、味わっているんです。それはつまり、脳をめいっぱい緊張させ、集中力を働かせた状態が長時間続いているということ…。

自律神経がリラックスモードに切り替わるように半身浴、耳ツボ刺激…

 さて、ちゃんと眠れないと、声の出方や肌の調子にも影響が出ます。また、手足の冷えも少し強くなるような気がして…。なんとかぐっすり眠れるようになりたいと考えた私の頭の中に浮かんだのは「自律神経」という言葉。

 「自律神経」というのは、心臓を動かすとか、体温を調節するとか、人間が生きていくために必要な体の働きを自動的にコントロールしてくれている神経のこと。日中、活動しているときにしっかり働くのが「交感神経」で、夜眠るときやリラックス状態のときにしっかり働くのが「副交感神経」。

 健康な人は、日中「交感神経」がしっかり働いて、寝るときは「副交感神経」がしっかり働くといった具合に、自然とスイッチが切り替わるそうです。私は、「自律神経」としいう透明の筒の中に「交感神経」と「副交感神経」という二つの色の違う液体が左右から帯グラフみたいに入っていて、その勢力バランスによって、どちらの働きが強くなるか決まるんだ、とイメージしています。

 ミュージカルの幕が上がってからの3時間、ずっと極度の緊張状態にあった私の場合、「交感神経」が超パワフルに働き続け、「副交感神経」を圧倒した状態が続いたため、夜、部屋に戻ってからもなかなか「副交感神経」がしっかり働く状態に切り替わらなかった。結果、なかなか眠れなかったのだと自己分析しました。

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