
走るようになって感じるのは、全身の血液循環がよくなったこと。よく汗をかきますし、水分補給もこまめにするので、肌もなんだかツヤツヤに。そして、以前よりも明らかに疲れにくくなり、体が軽くなりました。
1週間のスケジュールは、2日か3日走ったら1日休みを挟むというペース。まずは脂肪を落とすために有酸素運動に力を入れているわけですが、徐々に筋肉もつけてラインを整えたいので、以前やっていたピラティスを復活。ランの休養日に、週1回のペースで通うことにしました。約1時間半、超ハイピッチなピラティスをして、その後30分は、歩くか軽く走るかで締めくくります。
週のうち5日、毎日5キロ走っているというのに、ピラティスに通った翌日はしっかり筋肉痛です。腹筋など体幹周辺の筋肉が特に鍛えられているようです。
夕食を夕方4時に食べたりします。
運動を始めてしばらくすると、食事面も注意するようになりました。量を半分にしたり、まず野菜から食べる、などの工夫です。聞くところによると、有酸素運動や食事制限で急激に体脂肪を落とそうとすると、無くなってほしくない筋肉まで落ちてしまうとのこと。それを防ぐ意味で、筋肉の素であるタンパク質を意識して食べています。
私の場合、もともと、納豆やお豆腐、ヨーグルトなどのタンパク質を含む食品は大好きですし、体が無性に「お肉が食べた~い!」と要求してくるときは、お肉も食べます。ただ、脂肪の少ない赤味のお肉を意識して食べます。しかも、ボディのリメイクを決意してからというものは、夕方の4時くらいに夕食を終えることもしばしば。それ以降、寝るまで何も食べずに過ごすようになりました。
でもね、大好きなお酒は飲みます。ただ、つまみはほとんどとりません。走り始めてから代謝がよくなったせいか、やたらとお酒のまわりが早くなって、すぐに気持ちが良くなり、夜はぐっすり。お酒の飲み方も、以前と比べると健康的になった気がします。
目下、脳の指令で痩せにくくなっているかも
さてさて、こうしたボディリメイクに取り組んで約2カ月半の成果はというと…体脂肪率は5%減。そして、2サイズ小さい洋服も着られるようになりました。まずまずですね。でも、ここで気を抜いてはダメ。
人間の体は、環境の変化に対応できるように、体温や血圧など、その個体にとっての平常値を維持する働きがあって、その数値のことを「セットポイント」というのだそうです。例えば、暑いときは汗をかいて体内の熱を逃がして体温の上昇を押さえるというのもその働きのひとつ。
実は、体脂肪にもこの「セットポイント」というのがあって、その数値を脳がしっかり覚えているため、急激にダイエットをすると、脳が指令して、痩せにくくしたり、元の状態に戻そうとしまうのだそうです。これがいわゆるリバウンド。ダイエットの途中で一気に食べてしまってそれまでの苦労を台無しにしてしまうことも、それに当てはまります。
たとえ意志が強くて、食欲は押さえられても、基礎代謝量が下がってしまうこともあるので、なかなか痩せにくい。そんな停滞期がやってきます。私もそろそろそんな時期なのかな、と感じているのですが…とにかく、焦らずに運動をし続け、トンネルを抜けるのを待つしかありません。
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- ランニングをするとバストが小さくなる?!