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市販薬トレンドウォッチ

過敏性腸症候群の再発改善「セレキノンS」

「下痢型」「便秘型」「混合型」いずれにも有効

 三上 彰貴子=株式会社A.M.C代表取締役社長・薬剤師

本コラムは薬剤師向け専門誌「日経ドラッグインフォメーション」2014年10月号「OTCトレンドウォッチ(NewProducts)」からの転載です。薬剤師向けの内容を、一部改編しています。 市販薬は、薬剤師や登録販売者に相談のうえで購入してください。

 薬剤師の対面による情報提供および指導が必須な要指導医薬品が、相次いで発売されました。今回は、新たに登場した要指導医薬品の中から、「セレキノンS」について紹介します。

写真1◎ セレキノンS
写真1◎ セレキノンS
消化管運動調律成分トリメブチンマレイン酸塩を配合。「下痢型」「便秘型」「混合型」いずれの過敏性腸症候群(IBS)にも有効です。
[画像のクリックで拡大表示]

 セレキノンS(田辺三菱製薬)は、消化管運動調律成分トリメブチンマレイン酸塩を1錠中100mg含む白色のフィルムコーティング錠です。医療用医薬品のセレキノン錠と同じ剤形ですが刻印がありません。効能効果は、「医師の診断・治療を受けた過敏性腸症候群(IBS)の諸症状の緩和」です。

 ストレスなどで起こるIBSには下痢型、便秘型、混合型がありますが、セレキノンSはどのタイプにも有効で、成人15歳以上から使用できます。1日3回食前または食後に服用します。

 2014年7月の発売は九州・沖縄地区限定。同地区での状況を検証した上で、全国発売を検討するようです。

 なお、トリメブチンマレイン酸塩は、同社のタナベ胃腸薬〈調律〉(第2類医薬品)にも配合されています。トリメブチンマレイン酸塩300mg(1日量)を含みますが、制酸剤や消化酵素などを配合した胃腸薬で、効能効果はセレキノンSと異なります。

三上 彰貴子(みかみ あきこ)
株式会社A.M.C代表取締役社長・薬剤師
三上 彰貴子(みかみ あきこ) 製薬会社勤務後、コンサルティング会社勤務を経て2005年から現職。医療分野のコンサルティングを行う傍ら、市販薬に関する寄稿や講師の活動も行う。

(出典:日経ドラッグインフォメーション2014年10月号/記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

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