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市販薬トレンドウォッチ

医療機関からの処方をまねた「パブロンSゴールドW」

2つの去痰成分を配合し、咳や痰の症状の緩和作用を強化

 三上 彰貴子=株式会社A.M.C代表取締役社長・薬剤師

本コラムは薬剤師向け専門誌「日経ドラッグインフォメーション」2015年10月号「OTCトレンドウォッチ(NewProducts)」からの転載です。薬剤師向けの内容を、一部改編しています。市販薬は、薬剤師や登録販売者に相談のうえで購入してください。

写真1◎ パブロンSゴールドW
パブロンSゴールドW
[画像のクリックで拡大表示]

 パブロンSゴールドW(大正製薬)は、去痰成分のアンブロキソール塩酸塩とL-カルボシステインを配合するパブロンブランドの新製品です。錠剤と微粒の2タイプを展開しています。

 錠剤は15歳以上は1回2錠を、8~14歳は1回1錠を、いずれも1日3回服用します。また、微粒は15歳以上は1回1包を、8~14歳は1回1/2包を、いずれも1日3回まで服用可能です。食後なるべく30分以内に服用しましょう。

成分の組み合わせが「医療機関からの処方」と類似

 去痰成分のアンブロキソール塩酸塩(商品名ムコソルバンなど)とL-カルボシステイン(ムコダインなど)の組み合わせは、かぜで診察を受けた際によく処方される組み合わせです。これらを1つの薬に配合したことで、咳や痰の症状の緩和作用を強化しています。咳が出る人や喉が痛い人に適しています。

 解熱鎮痛成分としてアセトアミノフェンを配合しているため、8歳から服用可能です。ただし、授乳中の女性は服用を避けましょう。

 微粒は柑橘系の風味を付けたり、粒を口中でざらつかず、むせにくい大きさにするなど、服用しやすく工夫されています。

三上 彰貴子(みかみ あきこ)
株式会社A.M.C代表取締役社長・薬剤師
三上 彰貴子(みかみ あきこ) 製薬会社勤務後、コンサルティング会社勤務を経て2005年から現職。医療分野のコンサルティングを行う傍ら、市販薬に関する寄稿や講師の活動も行う。

(出典:日経ドラッグインフォメーション2015年10月号/記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

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