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病気にまつわる数字の話

生活に支障なく過ごせる「健康寿命」はどう求める?

平均寿命との差は男性9.1年、女性12.7年

 北澤 京子=医療ジャーナリスト

「5年生存率」「検査陽性」「基準値」「平均余命」「リスク」…。皆さんは、ニュースで見かける健康・医療関連の数字の意味を、正しく理解していますか? 病気にまつわる「数字」について、誤解しがちなポイントを分かりやすく解説するとともに、数字の読み方、解釈の仕方についても、わかりやすく説明します。

日本の平均寿命は延びましたが、「健康寿命」はどうでしょうか。(©:Tawesit Werawattanachai-123rf)

 日本は世界有数の長寿国。平均寿命は男性80.5歳、女性86.8歳(平成26年簡易生命表)に達しています。

 長生きはそれだけでありがたいことですが、最近では「健康で長生き」がテーマになっています。そこで注目されているのが「健康寿命」という指標です。健康寿命とは「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」(平成26年版厚生労働白書)のことです。

 定義上、「健康寿命」は「平均寿命」より常に短く、その差は「健康上の問題で日常生活が制限されている状態で生きている期間」といえます。その程度は様々でしょうが、食事、移動、入浴などで介助が必要であれば「日常生活が制限されている」といえるでしょう。制限されている期間は、男性は9.1年、女性は12.7年(2010年)にも及びます。この数値だけを見ると、けっこう長いと思いませんか。

 国民の健康作りの指標を示した「健康日本21(第二次)」でも、「平均寿命の増加分を上回る健康寿命の増加」、言い換えれば「平均寿命と健康寿命との差を縮める」ことが目標の一つになっています。

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