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病気にまつわる数字の話

50歳男性が10年後までに「がんで死ぬ」確率=2%

国立がん研究センター「がん登録・統計」サイトより

 北澤 京子=医療ジャーナリスト

「5年生存率」「検査陽性」「基準値」「平均余命」「リスク」…。皆さんは、ニュースで見かける健康・医療関連の数字の意味を、正しく理解していますか? 病気にまつわる「数字」について、誤解しがちなポイントを分かりやすく解説するとともに、数字の読み方、解釈の仕方についても、わかりやすく説明します。

 国立がん研究センターが提供する「がん情報サービス」のうち、がん登録・統計のサイトがこのほどリニューアルされました。今回は、「統計」のウェブサイトから、がんの死亡に関するデータをいくつかご紹介します。

2015年のがん死亡数は37万人

 がんは日本人の死因第1位であることはよく知られています。では、今年1年間に、どのくらいの人数ががんで亡くなるのか、「統計」サイトからデータを探してみましょう。

 これは簡単です。「統計」サイトのトップページから、「2015年のがん統計予測」をクリックすればOK。それによると、2015年の予測がん死亡数は約37万人(男性約22万人、女性約15万人)だそうです。37万人というと、東京都品川区(37万4871人[2013年1月1日現在])や高崎市(37万5189人[2015年6月30日現在])とほぼ同じ。1年間に、品川区の人口に相当する人数が、がんで亡くなっているなんて、改めて、がんは怖い病気だと実感します。部位別にみると、肺がんが最も多くて7万7200人(男性5万5300人、女性2万1900人)、次いで大腸がんの5万600人(男性2万7200人、女性2万3400人)でした。

 次に、がんで亡くなる人数の増加について調べてみましょう。「統計」サイトのトップページから、「年次推移」をクリックすると、「2.がん死亡」の欄に、1985年から2013年までのがん死亡数の推移が5年きざみの棒グラフで表されています(図1)。グラフを見ると一目瞭然ですが、2013年のがん死亡数は1985年の約2倍に上っています。

図1◎ がん死亡者数の年次推移
(出典:国立がん研究センター「がん情報サービス」http://ganjoho.jp/reg_stat/ 2015年7月22日アクセス)
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