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Dr.松倉のサプリのすすめ

自覚がないから怖い! ジワジワ進行する「肝機能」低下の防ぎ方

ナットウキナーゼ、EPA・DHAで毛細血管から肝臓を元気に!

 松倉知之=松倉クリニック&メディカルスパ院長・医師

忙しい日々のなか、健康のため、若々しさアップのためにサプリメントを活用するビジネスパーソンは多いはず。でも、そのサプリメントが体内で十分に力を発揮していないとしたら? いま注目の理論「分子整合栄養医学」をもとに、松倉知之先生があなたにとって本当に必要な栄養素と、“本当に効く”サプリメントのとりかたを提案します。

肝臓はエネルギーの貯蔵と供給、解毒を日々行う臓器

さまざまな役目を果たす肝臓は自覚症状がないまま、機能が低下していきます。(©danila00-123rf)

 これまでは、気になる不調や症状を手がかりにサプリメントでどのようにセルフケアをすればいいかお伝えしてきましたが、今回は自覚症状がまったくないまま、じわじわと進行する肝機能の低下の防ぎ方についてお話ししましょう。

 肝臓は右側の肋骨のすぐ下にある、人間の体の中で最も大きい臓器です。多くの人はアルコールを代謝する臓器で、お酒を飲み過ぎると肝機能が悪化すると認識しているかもしれません。もちろんそれも正解です。しかし、肝臓の働きはアルコールの解毒や分解のみにとどまりません。

 重さは1kgほどもある肝臓は、日々、コンスタントに以下のような仕事を続けています。

エネルギーの合成と貯蔵

 血液中のグルコースをグリコーゲンとして蓄えます。グリコーゲンを必要に応じてグルコースに再分解して、血液中の血糖として供給します。食べ物としてとったタンパク質や脂肪の代謝などにも働きます。

解毒

 アルコールや薬、老廃物など体内に入った有害な物質を分解・中和し、体に影響を及ぼさないように無毒化します。

胆汁を作る

 肝細胞で作られた胆汁は、胆のうにたくわえられて十二指腸に分泌されます。胆汁中の胆汁酸は脂肪の乳化に働きます。

 このように、肝臓は「化学工場」といわれるくらい多彩な働きを担っています。

 また、肝臓は「不要な女性ホルモンを処理する」という大切な働きもしています。女性ホルモンはコレステロールをもとに作られる油性の物質ですが、肝臓はこれを水性の物質に変えて尿として排出。女性ホルモンの中でも特に「エストロン」というホルモンは閉経後に増えますが、エストロンが代謝されずに乳腺や子宮に働きかけすぎると、乳がんや子宮がんを引き起こす要因になるといわれています。肝機能が低下しても、ホルモン処理がうまくいかなくなり、それらのリスクが高くなるともいわれています。

 肝硬変の男性においても、肝臓における女性ホルモンの分解力が低下し、乳房が女性のように大きくなったり、ひげや陰毛が薄くなり、睾丸が萎縮する例も報告されています。

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