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Dr.松倉のサプリのすすめ

しつこい口内炎の予防にはビタミンAとB群を取る!

口腔粘膜の働きをサプリで整えながら、ストレスケアも心がける

 松倉知之=松倉クリニック&メディカルスパ院長・医師

口の周りに“ぶつぶつ”ができたらご用心! 「口唇ヘルペス」の疑いも…

 口内炎とともに、口のトラブルで注意したい口唇ヘルペス。ちなみに、原因は分かっていませんが、コルチゾールが高い状態ではリンパ球の割合が下がり、免疫バランスが崩れます。すると「ヘルペスウイルス」などが活発になり始めます。ヘルペスは、子どもの頃に感染した水ぼうそうのウイルス(ヘルペスウイルス)が、症状が消えても神経内に潜伏し続け、疲労やストレスによって免疫力が低下すると、活性化することで起こります。

 唇やその周囲が熱っぽく、ピリピリ・チクチクするような症状から始まり、水疱(すいほう)ができるのが「口唇ヘルペス」と呼ばれます。ピリピリ・チクチクを感じたり、小さな発疹ができているのを見つけたらすぐに受診し、治療を受けることが悪化を防ぐための大切なポイントです。

 最近の国内外の研究では、「偏頭痛や慢性疲労症候群も、免疫力低下によるヘルペスウイルスの活性化と関わっているのではないか」とする論文がたくさん発表されています(J Neurol. 2011 Apr;258(4):689-90.)。また、ヘルペスウイルスの活性化は顔面神経麻痺や突発性難聴など、働き盛りのみなさんに起こりやすい厄介な疾患とも関わっているのではと私は注目しています。

 最後に、口内炎には、要注意の病気が隠れている場合があることも忘れないでください。

 口の中に何カ所もできたり、再発を繰り返したりする場合には「再発性アフタ性口内炎」といって、自己免疫疾患の一種である「ベーチェット病」の疑いが考えられます。また、口腔がんや白血病の随伴症状として現れることもあるので、「たかが口内炎」とあなどらず、冒頭で説明したように、市販薬を1週間ほど使っても口内炎がなかなか治らないようでしたら、内科や口腔外科を受診してください。

(まとめ:柳本 操=フリーライター)

松倉知之(まつくら ともゆき)
松倉クリニック&メディカルスパ(東京都渋谷区)院長・医師
松倉 知之(まつくら ともゆき) 1962年東京生まれ。1988年北里大学医学部卒業、同大形成外科勤務。99年より現職。ボトックス、ブルーピール、レチノイン酸などを日本に導入したことで知られる。一人ひとりの患者に結果の出る最良の治療法を提示することを信条とする。日本形成外科学会・日本美容外科学会・日本整形外科学会・国際形成外科学会専門医、医学博士。

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