日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様
日経Gooday TOP  > からだケア  > Dr.松倉のサプリのすすめ  > しつこい口内炎の予防にはビタミンAとB群を取る!  > 2ページ目
印刷

Dr.松倉のサプリのすすめ

しつこい口内炎の予防にはビタミンAとB群を取る!

口腔粘膜の働きをサプリで整えながら、ストレスケアも心がける

 松倉知之=松倉クリニック&メディカルスパ院長・医師

ストレスによって全身の機能が低下、皮膚粘膜代謝も悪化する

口内炎
口内炎とは、口の中の粘膜が炎症を起こした状態のこと。不足している栄養素をサプリメントで補充すると、予防の効果が期待できます。(©hasan eroglu-123rf)

 口内炎ができるときには、「疲れが溜まっている」あるいは「精神的ストレスがある」といった要因があることを実感している方も多いかもしれません。現代人をとりまくストレスは、この連載でも「疲れでギブアップ寸前ならCoQ10とαリポ酸を取る」の回でお話ししたように、体を「戦いに備える状態」にしてしまいます。

 プレッシャーや緊張などを感じると本能的に「自分は戦闘状態に置かれている」と判断し、ストレスに対抗するためのホルモン「コルチゾール」を副腎から分泌します。

 加えて、脳ではアドレナリンの分泌も促され、神経が興奮状態に切り替わります。体はいつでも戦うことができるように、筋肉の動きを優先します。それ以外の場所ではエネルギーを無駄遣いしないように、胃腸の働きを抑えたり、男性の場合は勃起しにくくなるなどの状態に変わっていきます。すると皮膚や粘膜では代謝サイクルが乱れ、肌荒れや口内炎が起こりやすくなるのです。

ビタミンAとB群で粘膜の修復を促す

 頑張り屋の人ほど、「この程度で疲れているわけにはいかない!」と自分を鼓舞し、ストレスを蓄積してしまうものです。日々のストレスを癒すためには、しっかり睡眠を取り、疲れを翌日に持ち越さないよう心がけてください。また、日頃の食生活で不足しがちな栄養素をサプリメントで補うことが大切です。

 お薦めしたいのは、ビタミンAとビタミンB群をセットで取ることです。前者は、皮膚粘膜代謝の正常化のために欠かせない栄養素で、後者はタンパク質の代謝に関わり炎症を起こした粘膜の修復を促します。厚生労働省が定める耐容上限量(過剰摂取による健康障害を起こす危険のない摂取量の最大限度量)を参考に摂取すれば、市販のサプリメントでも改善が実感できるでしょう。

  • ビタミンA:1日当たり2700IU(※成人の場合の耐容上限量)
  • ビタミンB群:1日当たり4000mg

 ちなみに、私のクリニックではそれぞれの患者さんの状態を確認しながら、治療の一環としてビタミン Aを1日当たり30000~60000IU、ビタミンB群は1日4000mg摂取してもらっています。インターネットなどで購入できる「B-100」と呼ばれるサプリメントであれば、1粒でB1、B2、ナイアシン、パントテン酸、B6を合わせて500㎎ほど摂取できます。8粒程度を1日2~4回ぐらいにわけて取るといいでしょう。

 ただし、ビタミンAは、過剰摂取によって頭痛や筋肉痛、肝臓障害を起こすことを以前にも触れました(参考記事:「薄毛が気になりだしたらビタミンA不足を疑え!」)。サプリメントの使用は3カ月を目安とし、効果が実感できない場合は使用を中止しましょう。

日経グッデイ初割キャンペーン

RELATED ARTICLES関連する記事

からだケアカテゴリの記事

カテゴリ記事をもっと見る

FEATURES of THEMEテーマ別特集

  • 始めよう筋トレ 最低限やりたいエクササイズと食生活のポイント

    筋トレはできるだけ若いうちに始めることに大きなメリットがあるといわれる。それはなぜなのか。また、どんな筋肉をどのように鍛えるのが効果的なのか。高齢になってもしっかりした足腰でいるために今のうちから最低限やっておきたい筋肉エクササイズ、食生活の注意点などを知り、今年こそ「筋トレ習慣」を身に付けよう。

  • 第3波を乗り切るためのコロナ対策

    新型コロナウイルスの新規感染者が再び急増し、日本は今、流行の第3波を迎えている。今後さらに気温と湿度が下がると、ウイルスの生存により適した条件が整うようになる。これ以上の流行拡大を防ぐためには、1人1人が感染予防策を改めて見直し、感染リスクの高い行動を避けて生活することが不可欠だ。第3波を乗り切るためのコロナ対策を、もう一度まとめた。

  • 寝たきり予備軍「フレイル」を防ぐためにできること

    老化を防ぎ、健康寿命を延ばすためには、加齢により心身が衰えた状態である「フレイル」の予防が必要になる。フレイルは、健康な状態と要介護状態の中間に当たるが、これを避けるために特に重要なのが「筋肉量の維持」だ。筋肉量が減少すると、足腰が弱くなって寝たきりにつながるだけでなく、認知症や心疾患のリスクが上がることも分かってきた。筋肉量を維持し、フレイルを防ぐために何をすればよいだろうか。

テーマ別特集をもっと見る

スポーツ・エクササイズSPORTS

記事一覧をもっと見る

ダイエット・食生活DIETARY HABITS

記事一覧をもっと見る

からだケアBODY CARE

記事一覧をもっと見る

医療・予防MEDICAL CARE

記事一覧をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

お知らせINFORMATION

日経Gooday新型コロナ特設 日経Gooday初割キャンペーン

SNS

日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!

RSS

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間

NIKKEICopyright © 2021 Nikkei Inc. All rights reserved.