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Dr.松倉のサプリのすすめ

薄毛が気になりだしたらビタミンA不足を疑え!

髪を作るたんぱく質や発毛を促すノコギリヤシも有効

 松倉知之=松倉クリニック&メディカルスパ院長・医師

「ビタミンA+亜鉛」で発毛を促す機能を高める

 しかし、現代人の食生活ではビタミンAを必要な分だけ補うことができていません。レバーやうなぎなどは非常に有効なビタミンAの供給源になりますが、日常的にとれるわけではありません。また昨今、ビタミンAを体内で働くかたちに変換するには腸内環境が関わることがわかってきましたが、不規則な食事などにより腸内環境が悪化している人も多く、これも髪の状態にも大きく影響を与えていると私は考えています。

 さらに、毛母細胞をはじめとする細胞分裂を促すためには亜鉛の摂取が欠かせません。また、女性の場合、薄毛に悩む人は共通して、鉄が不足していることが分かっています。

 日常の食生活では補いきれない栄養素は、サプリメントで補いましょう。厚生労働省が定める、それぞれの耐容上限量(過剰摂取による健康障害を起こす危険のない摂取量の最大限度量)を参考に摂取すれば、市販のサプリメントでも改善が自覚できるでしょう。

  • ビタミンA:耐容上限量(1日当たり)2700IU ※成人の場合
  • 亜鉛:耐容上限量(1日当たり)男性40~45mg、女性30~35mg ※18歳以上

女性はさらに、

  • :耐容上限量(1日当たり)20~45mg

 ちなみに、私のクリニックでは、個々の患者さんの状態を確認しながら、次のようにサプリメントを使ってもらっています。分子整合栄養医学では、治療目的でサプリメントを使用するので、効果を出すために多くの量が必要になります。

 細胞の代謝を正常化し、髪の発育をベースから支えるために、ビタミンAを1日当たり30000~60000IU、亜鉛は1日45~135mgを、1日数回に分けて飲んでもらっています。さらに女性には、1日当たり30~60mg(ヘム鉄として)を加えています。これらが、発毛を促す機能を高めるため、基本となります。

 ただし、ビタミンAは、過剰摂取によって頭痛や、筋肉痛、肝臓障害が起こることがあります。また、亜鉛の服用を続けていると、同じくミネラルである「銅」の吸収が阻害されたり、体内の抗酸化酵素の活性が低下したり、胃の不快感を起こす可能性があるといわれています。サプリメントの使用は3カ月を目安に、効果が実感できない場合は、皮膚科などの専門医を受診してください。

 さらに、髪を作る材料となるたんぱく質は、アミノ酸として5~15mg、たんぱく質を代謝するときに不可欠なビタミンB群も1日4000mgを目標にとるといいでしょう(関連記事「疲労回復、集中力アップにはビタミンB群をガッツリ摂る」)。

 それでも効果があまり実感できない場合には、前述した5α-リダクターゼの働きをブロックするとされるサプリメントを加える手もあります。ノコギリヤシ(1日350~800mg)、イソフラボン(1日75~300mg)も、最少量から試してみるといいかもしれません。

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