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Dr.松倉のサプリのすすめ

疲れでギブアップ寸前ならCoQ10とαリポ酸を取る

放置したまま抜けなくなった蓄積疲労は「副腎疲労」のサイン

 松倉知之=松倉クリニック&メディカルスパ院長・医師

副腎疲労の疲れは3段階で進行する

疲労が蓄積していくと、副腎はオーバーワークの状態に
疲労が蓄積していくと、副腎はオーバーワークの状態に。(©lightwise-123rf)

 ストレスにさらされる期間が続いたり、疲労が蓄積したりすると、それらに対抗するためのホルモンを分泌していた副腎はオーバーワークの状態になってしまいます。すると、今度は副腎からコルチゾールが分泌できなくなり、必要量を確保できなくなります(成人の場合、朝8~10時に血液検査をしたときの血中コルチゾールの基準値は4.0~23.3ug/mL)。このような状態を“副腎疲労”と呼んでいます。

 日本ではあまりなじみのない言葉ですが、欧米では抗加齢医学の分野で「アドレナル・ファティーグ」としてすでに認知されている疾患です。

 副腎疲労を起こした人は「動きたくない」というより「動けない」状態に近いのが特徴です。かなりの疲労感や、強いめまいなどがあり、仕事中に突然倒れてしまうこともあります。医療機関に行けば、コルチゾールの値を血液検査で調べることによって副腎の機能が低下していないかどうかを確かめることができます。ですが、自分では気付きにくく、もしかしたら「気のせい」と見過ごしていることが多いと考えられます。

副腎疲労は、おおまかには次のように推移していきます。

第1段階 コルチゾールが過剰に分泌される
ストレスを感じるものの、やる気を動員すれば仕事などに立ち向かっていける状態。コルチゾールの分泌量は増えているため、副腎には知らず知らずのうちに負担がかかっています。
副腎でコルチゾールを増産していくと、共通の材料であるコレステロールから作られる男性ホルモン(テストステロン)が減少し、男女ともに性欲が減退していきます。感情の浮き沈みが激しくなったり、不眠気味になります。 女性の場合は、テストステロンから生成される女性ホルモン(エストロゲン)も減少することがわかっています。そのため、30代、40代でも更年期のような不定愁訴(イライラ、うつうつ、ほてり、冷えなど)が現れます。
第2段階 コルチゾールが徐々に分泌されにくくなる
副腎のオーバーワークによりコルチゾールを産生する能力が低下すると、やる気や集中力が低下し、さらにストレスを感じやすくなる悪循環が始まります。
第3段階 コルチゾールがほとんど分泌されなくなる
副腎疲労の状態になります。突発的に倒れる、起き上がることができなくなる、強いめまいが起こる、うつ病のような状態になるなど、社会生活が困難な状態に。本来、コルチゾールは起床時に最も多く作られますが、分泌が低下するために朝起きられず、やる気のスイッチも入らなくなってしまいます。
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