忙しい日々のなか、健康のため、若々しさアップのためにサプリメントを 活用するビジネスパーソンは多いはず。でも、そのサプリメントが 体内で十分に力を発揮していないとしたら? いま注目の理論「分子整合栄養医学」をもとに、松倉知之先生があなたにとって本当に必要な栄養素と、“本当に効く”サプリメントのとりかたを提案します。
気分が沈む、男性機能の低下…働き盛りのオトコの悩み
こんなときには「亜鉛」を補ってみよう。
- ED(勃起不全)が気になっている
- 最近、気分の浮き沈みが激しいと感じる
- 肌荒れ、抜け毛、薄毛が気になる
- 口内炎、口角炎になりやすい

中間管理職として職場では緊張を強いられ、疲労も蓄積…40~50代の働き盛りは、人生で最もストレス値が高まりやすい時期かもしれません。
実はこの時期、体の中でも変化が起こっています。
男性ホルモン(テストステロン)の値が徐々に下がるのに応じて、勃起不全などの男性機能障害に悩む人が増えます。また、気分の浮き沈みが起こりやすく、やる気が出ない、疲れがとれない、といった不調も現れます。特にこのような不調が強まるのが、45~55歳ぐらいだといわれています。いわゆる「男性更年期障害(LOH症候群)」です。
加齢変化と勘違いしやすい“小さな症状”が長期間続く
私は40歳ごろから男性ホルモンを補うホルモン療法やサプリメントの摂取を本格的に行っていたのですが、あるとき「どの成分が自分に効いているのかを確かめたい」と、全てを止めてみたのです。すると、気分の浮き沈みが激しくなり、ネガティブな考え方をすることが多くなってきました。
その変化に真っ先に気づいたのが妻で、「年齢のせいかしら。元に戻したら?」と言われ、摂取を再び始めると、すっと楽になりました。こんなに楽になるものなのだな、と実感できたことは大きな収穫でした。おそらく、ホルモンやサプリメントの摂取をしていなかった間に出た変化が男性更年期の症状だったのだと思います。
男性は外ではメンツを保ちたいという思いが強く、仕事でははりきっていても、家に帰ると緊張が緩んで、ネガティブな気持ちを表しやすい。男性更年期の間は特にその傾向が強まります。
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