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Dr.松倉のサプリのすすめ

男性機能のお悩みは「亜鉛不足」が原因?

40代からは男性更年期対策のミネラルをチャージ

 松倉知之=松倉クリニック&メディカルスパ院長・医師

亜鉛とビタミンA、ストレスコントロールで体を整える

亜鉛は牡蠣などの貝類、魚、赤身の肉に多く含まれています。(©Andriy Sarymsakov-123rf)
亜鉛は牡蠣などの貝類、魚、赤身の肉に多く含まれています。(©Andriy Sarymsakov-123rf)

 亜鉛をしっかり確保するには、牡蠣(カキ)に代表されるような貝類、魚、赤身の肉を普段からとること。これらの食品には、男性ホルモンや精子の原料となるたんぱく質も豊富に含まれています。また、亜鉛とともに細胞分裂を支えているビタミンAも合わせ技でとるといいでしょう。

 厚生労働省が定める、それぞれの耐容上限量(過剰摂取による健康障害を起こす危険のない摂取量の最大限度量、下のカコミ)を参考に摂取すれば、市販のサプリメントでも改善が自覚できるでしょう。

  • 亜鉛:耐容上限量(1日当たり)男性40~45mg、女性30~35mg ※18歳以上
  • ビタミンA:耐容上限量(1日当たり)2700IU ※成人の場合

 ちなみに、私のクリニックでは、男性機能の低下を改善したいと受診される患者さんには、それぞれの状態を見ながら、亜鉛を1日45~135mg、ビタミンAを1日30000~60000IUを、1日数回に分けて飲んでもらっています。摂取量の幅が広いのは個体差が大きいためです。

 ただし、亜鉛の服用を続けていると、同じくミネラルである「銅」の吸収が阻害されたり、体内の抗酸化酵素の活性が低下したり、胃の不快感を起こす可能性があるといわれています。ビタミンAも、過剰摂取によって頭痛や、筋肉痛、肝臓障害が起こることがあります。もしも、摂取量を増やして男性機能を速く回復したいならば、専門医に相談しながら服用を続けましょう。

 そのほか、体がストレス状態になると、自律神経は交感神経優位になります。しかし、自律神経は性欲や性機能と強く結びついており、交感神経が優位な状態が続くと性欲が落ちたり、性機能が落ちてしまいます。亜鉛をとることはもちろんですが、心身ともに元気でいるためには、日々のストレスコントロールも大切であると心得ましょう。

(まとめ:柳本 操=フリーライター)

松倉 知之(まつくら ともゆき)
松倉クリニック&メディカルスパ(東京都渋谷区)院長・医師
松倉 知之(まつくら ともゆき) 1962年東京生まれ。1988年北里大学医学部卒業、同大形成外科勤務。99年より現職。ボトックス、ブルーピール、レチノイン酸などを日本に導入したことで知られる。一人ひとりの患者に結果の出る最良の治療法を提示することを信条とする。日本形成外科学会・日本美容外科学会・日本整形外科学会・国際形成外科学会専門医、医学博士。

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