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自分のこころのトリセツ

「自分を責めてしまう」 こんなときどうする?

「7対3バランス」を意識し、自分の弱さを受けいれる練習を

 下園 壮太=メンタルレスキュー・シニアインストラクター

[まとめ]「自分責め」モードが高まったら、大人の心の出番です
(1)どうにもならないことがあることを認める

「がんばりが足りない」と自分を責め、なんでも自分でコントロールできるはず、と思いたい気持ちはわかります。しかし、現実の社会はもっと理不尽です。自分の力が及ぶことと、どうしても及ばないことがある事実を認めましょう。

(2)目標レベルを下げてみる

間違いを許さなかったり、常にいい結果を出さないとダメだと思ったり…。うまくいかないときは成長へと駆り立てる「子どもの心」が強くなっていないか、見直してみましょう。自分のがんばりをそこそこ認め、達成できそうなレベルに目標を下げてみるなど、臨機応変に対応できるのが、「大人の心」です。

(3)7対3バランスに調整する

子どもの心の強さにこだわる人は、「これからは大人の心に変わろう!」と、「9対1」からいきなり「1対9」に変わろうとしてしまいます。しかし、現実的なのは「7対3」ぐらいのバランスです。がんばり屋の自分をしっかり認めながら、とらえ方を少しだけ変えてみる。このぐらいがうまくいきやすいのです。

(まとめ:柳本 操=フリーライター)

『学校では教えてくれない 自分のこころのトリセツ』(日経BP社、2013年9月発行)より転載


下園 壮太(しもぞの そうた)
メンタルレスキュー・シニアインストラクター
下園 壮太(しもぞの そうた) 1959年鹿児島県生まれ。防衛大学校卒業後、陸上自衛隊入隊。筑波大学で心理学を学ぶ。1999年より陸上自衛隊初の心理幹部として、多くのカウンセリング経験を積む。陸上自衛隊衛生学校メンタルヘルス教官として、衛生科隊員(医師・看護師など)にメンタルヘルス、自殺予防、カウンセリングなどを教育する。惨事ストレスに対応するMR(メンタル・レスキュー)シニアインストラクター。2009年に第8回「国民の自衛官」に選ばれる。「学校では絶対に教えてくれない 自分のこころのトリセツ」(日経BP社、2013年9月発行)などの著書がある。

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 腹が立ったとき、つらいとき、不安なとき、自分の心の扱い方を知っていますか? 私が陸上自衛隊の心理幹部として隊員たちに伝えてきた怒りや絶望などの「生々しい感情との向き合い方」は、すべての現代人に役立つものです。悩みの大部分は、人間が「原始時代だったころ」を想像してみると、解決のヒントが見えてきます──「はじめに」より

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