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自分のこころのトリセツ

「お金のことを考えると不安」こんなときどうする?

少しずつ貯金することや、人とのつながりを太くすることに意識を向ける

 下園 壮太=メンタルレスキュー・インストラクター

現実的な対処で、お金への不安をコントロールする

 極端にお金が足りないわけではないのに「もっと欲しい。まだ足りない」と不安を感じている人がとても多いと私は感じています。

 日本はまだ不景気ですから、30代でも「よし、自分も一人前」と思えるような年収を稼ぐことが難しい。「年収比較サイト」についアクセスしてしまうのも、お金で自分の価値を探ろうとする表れでしょう。

 だからといって、昔は良かった、という話をするつもりはありません。

 現代人が自分の価値をお金ではかる傾向にあるのは事実であり、お金がなくて不安になるのは当然だからこそ、現実的な対処が必要です。

 実際に「貯金ゼロ」では自信はしぼむ一方です。たとえ明日、仕事を失ったとしても、しばらくは食べていけるぐらいのお金を確保したいものですね。まずは100万円を目標に、貯金を始めましょう。少しずつでいいから通帳の残高を増やしていくことが大事です。お金を貯めるために自分は努力し、全身している、と実感することが、自信につながります。

 また、「お金がない」という不安の根底に「自分を助けてくれる人がいない」という孤独感があると、どうしてもお金を過大視してしまいがちです。

 今、おひとりさまで将来のことが心配という人は、何かあったときに自分を助けてくれる人とのつながりを太くしましょう。困ったときにサポートしあえる関係は、お金には代えられない財産となります。また、なんだかんだ言っても、現実に頼りになるのは肉親です。親や兄弟との関係が悪い人は、少しでも修復しようと努めることが、不安を小さくする助けになるでしょう。

 お金は確かに大事です。でも人生はそれだけではありません。

 お金をたくさん儲けている人は、その収入を維持するために他人からは見えないような苦労をし、時間を費やしているものです。儲けたらそれだけ、失う不安にもさらされます。

 一方、物質的にはそれほど豊かではなくても、好きなものに囲まれ、気の合う友達もいる、そんな幸せを実現する生き方を選ぶことだってできます。お金に関する偏った価値観から自分を解放することができれば、お金に振り回されることなく自信を蓄えていけるはずです。

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