(1)100万円を目標に貯めてみよう
自分の「自信」を後押しするために、目標を100万円ぐらいに設定して貯金を始めましょう。携帯電話料金の見直しや光熱費の節約など、小さなことからスタート。財布に500円玉ができたら貯金する「500円玉貯金」のように、目に見える形で貯金をするのも、達成感を得られるのでお薦めです。
(2)「人とのつながり」を大事にする
お金がない苦しさや不安の裏に、「何かあったときに助けてくれる人がいない」という思いが隠れていることもあります。困ったときにはお互いさま、お金を貸したりすることはできないけれど、知恵や助言、サポートは惜しまないよ、と言い合えるような関係を少しずつ築いていきましょう。
(3)お金を持たないメリットもある
何を幸せと感じるかは本人次第。大金を稼ぎ、運用している人は、常にお金を失う不安にさらされたり、人を利用する罪悪感や時間的な束縛があったりなど、それなりの悩みを抱えているものです。そこそこの収入でも、貯金が少なくても、今ある生活をどう楽しいものにしていくかは、本人の工夫次第です。
(まとめ:柳本 操=フリーライター)
『学校では教えてくれない 自分のこころのトリセツ』(日経BP社、2013年9月発行)より転載
メンタルレスキュー・インストラクター

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腹が立ったとき、つらいとき、不安なとき、自分の心の扱い方を知っていますか? 私が陸上自衛隊の心理幹部として隊員たちに伝えてきた怒りや絶望などの「生々しい感情との向き合い方」は、すべての現代人に役立つものです。悩みの大部分は、人間が「原始時代だったころ」を想像してみると、解決のヒントが見えてきます──「はじめに」より
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