(1)抱え込まずに誰かに話してみる
疲れたなと思ったら、誰かに相談してみましょう。意外に「今の時期なら休めるんじゃない?」「職場の○○さんに仕事の調整を相談してみたら?」といった現実的な対処法を提案してもらえたりして、状況が前に進むかもしれません。つらい状態で歯を食いしばるだけがベストの選択ではありません。
(2)手順を踏んで、休める環境作りを
周囲の理解を得られないまま休むと、かえって不安や焦りが強くなり、「休んだはずなのにまったく気が休まらなかった」とか、職場から孤立した、という結果になりかねません。少しずつ根回しを進め「安心して休みなさい」と言われる環境を作ってこそ、ストレスから復活する休み方ができます。
(3)3日間コースで休む。“はしゃぎ系”は×
金曜に休み、土日を足して合計「3日間」を確保。3日間の休息は軍隊でも取り入れられている方法で、「疲れ切った心身を休めるには最低3日間は必要」というのが基本的な考え方です。徹夜、スポーツに熱中、旅行に出かけるといった“はしゃぎ系ストレス解消法”は避け、ひたすら眠る、のんびりと過ごすなど、休息に徹しましょう。
(まとめ:柳本 操=フリーライター)
『学校では教えてくれない 自分のこころのトリセツ』(日経BP社、2013年9月発行)より転載
メンタルレスキュー・インストラクター

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腹が立ったとき、つらいとき、不安なとき、自分の心の扱い方を知っていますか? 私が陸上自衛隊の心理幹部として隊員たちに伝えてきた怒りや絶望などの「生々しい感情との向き合い方」は、すべての現代人に役立つものです。悩みの大部分は、人間が「原始時代だったころ」を想像してみると、解決のヒントが見えてきます──「はじめに」より
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