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自分のこころのトリセツ

「焦ってばかりで何も進まない」こんなときどうする?

心身を休ませることでしか焦りを止めることはできない

 下園 壮太=メンタルレスキュー・インストラクター

焦りの正体はタイムカウントにある

原始人は「次に何かを食べなければ死ぬ」というタイムカウントから片時も逃れることができませんでした。現代でも「今の時間を無駄に使っていないか?」と、焦りは私たちに訴えかけてきます。(©Norma Cornes-123rf)
原始人は「次に何かを食べなければ死ぬ」というタイムカウントから片時も逃れることができませんでした。現代でも「今の時間を無駄に使っていないか?」と、焦りは私たちに訴えかけてきます。(©Norma Cornes-123rf)

 焦りという感情は、未来の危機を予測し「このままでは危ない。今すぐ対処しなさい」という本能からのメッセージととらえることができます。仕事の締め切り、結婚や出産のタイミングなど、焦りと「時間」という要素は切り離せません。これも原始人の視点で説明することができます。

 人間は、ただ生きているだけでも刻々とエネルギーを消費します。だから原始人は「次に何かを食べなければ死ぬ」というタイムカウントから片時も逃れることができませんでした。食糧と水が豊富にある現代でも、この本能的な焦りは変わらず、「今の時間を無駄に使っていないか?」と私たちに訴えかけてきます。

 もう1つ無視できないのが、「子孫を残せ」という種の命令です。生き方を自由に選ぶことができる現代とはいえ、種の命令は人の意志よりもはるかに強いのです。

 特にこの命令はストレスにさらされ、心身が消耗したときほど強まります。なぜなら、消耗するということは生命の危機を意味し、本能は「今のうちに子孫を残しておけ」と騒ぎます。現在のように不況が長引き、疲れ果ててくると、人は自然と誰かに寄り添いたくなるものです。

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