実熱タイプの胸やけには、白虎加人参湯など
Aさんは、焼けるような胸やけ、ときに痛みを伴う、口臭、口の中の粘り気、呑酸、歯周病、冷たい水を好んで飲む、紅い舌、黄色い舌苔などの症状から、「胃熱(いねつ)」証と判断できます。胃から上部の消化器官で炎症を起こしやすい体質です。脂っこいものや、刺激の強いもの、味の濃いもの、アルコール類への常日頃の飲食の嗜好が熱邪と化し、胃熱となって胸やけが生じています。実熱タイプの胸やけです。飲食物の影響で夜中にも胃酸が過剰に分泌されるので、朝起きたときに胸やけがします。
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