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ベテランドクターが教える 上手な医者のかかりかた

「とりあえず大学病院」はナンセンス!?

知っておこう! 大学病院の良いところ・悪いところ

 橋口玲子=緑蔭診療所医師

大学病院の強みは専門技術と充実した設備、マンパワー

 それでは、大学病院にかかるメリットはどんなところにあるのでしょう。

 前述しましたが、大学病院のメリットは、「この分野の特にこの研究、あるいはこの手術にかけては精通している」というふうに、専門性の高い医師がいること、また、高度な検査・治療設備が整っていることが挙げられます。

 また、同じ病院の中にひと通りの診療科目がそろっていることも強みです。

 例えば、内科の病気で入院した後にうつ状態に陥ってしまったら、精神科の治療も受けられます。また、外科系で入院をしたときに糖尿病専門医があわせて診てくれる、という具合に、診療科を越えた「チーム医療」のためのマンパワーがあるというのも、大きなメリットといえるでしょう。

大学病院の長所 まとめ

  • 専門性の高い医師がいる
  • 高度な検査や治療を受けられる
  • 複数の診療科との連携による 「チーム医療」を受けられる

 このように、病気に対して高い専門性で対応してくれるのが大学病院ですが、いざというときにすぐに大学病院に紹介してもらうためには、普段から体のことを気軽に相談できる「かかりつけ医」を持っておくことが大切です。

 次回は、「かかりつけ医」をどう選び、使いこなしていけばよいのかについてお話ししましょう。

「診療情報提供書」って何?

どうしても診療時間が短くなってしまいがちな大学病院での受診。限られた診療時間を効率的に使うために力を発揮するのが「紹介状」である「診療情報提供書」です。大学病院にかかるまでの検査データや経過、紹介した医師の見立て(特に注意して診てほしい点など)が診療情報提供書には書かれています。診療情報提供書があることによって、大学病院の医師はスムーズに患者の病状を把握することができ、次にどんな検査や治療をすればよいか方針を立てやすくなるのです。

(まとめ:柳本 操=フリーランスエディター)


橋口 玲子(はしぐち れいこ)
緑蔭診療所(神奈川県南足柄市)医師
橋口 玲子(はしぐち れいこ) 1954年、鹿児島市生まれ。東邦大学医学部を卒業。東邦大学医学部客員講師、および薬学部非常勤講師、国際協力事業団専門家を経て、1994年より現職。現代医学と漢方を併用した診療を行う。循環器専門医、小児科専門医、認定内科医、医学博士。成人および小児の心身症などのメンタルヘルス不調、高血圧、糖尿病などの生活習慣病やアレルギー疾患の診療のほか、ハーブ療法やアロマセラピーを用いたセルフケアに関する講演、執筆活動も行う。
(写真:室川イサオ)

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