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ベテランドクターが教える 上手な医者のかかりかた

女医に対するみんなの誤解

性別にとらわれすぎると、よりよい医療を受けるチャンスを逃す

 橋口玲子=緑蔭診療所医師

女医の方が器用?

診察してもらう医師の性別にこだわっていると、より良い医療を受けるチャンスを逃してしまうかもしれません。(©ximagination-123rf)

 一般に、「女医は優しい」「女医は話しやすい」というイメージを持っている方がいますが、女性医師であっても非常に話し方がきつく、つっけんどんな人もいますし、男性医師でも包容力があり、話しやすい人はたくさんいます。

 また、女性医師のほうが「繊細で指先が器用」だと思っていませんか。

 ずんぐりとして無骨なごつい手の持ち主の男性心臓外科医が、小さな子どもの心臓の一部を拡大鏡で見ながら大変器用に切開し、美しく縫合するのを私はたくさん見てきました。

 そういった医師のことを医療の現場では「手がきれい」といいます。器用さも性差ではなく、個人の修行のたまものといえるでしょう。

 できれば同性の医師に診てもらいたい、という患者さんの気持ちを否定するつもりはありませんが、女性だから、男性だから、というこだわりにしばられていると、よりよい医療を受けるチャンスを逃すことにもなりかねません。そのときどきの症状に応じて、プロフェッショナルな医師との出会いを模索してほしいと思っています。

まとめ

  • 女性医師だからといって、女性特有の病気や不調に精通しているとは限らない
  • 患者のつらさを理解し、共感する能力に性差はない
  • 患者さんが「話すのが恥ずかしい」と思う症状でも医師にとっては診療情報の1つに過ぎない

(まとめ:柳本 操=フリーライター)

橋口 玲子(はしぐち れいこ)
緑蔭診療所(神奈川県南足柄市)医師
橋口 玲子(はしぐち れいこ) 1954年、鹿児島市生まれ。東邦大学医学部を卒業。東邦大学医学部客員講師、および薬学部非常勤講師、国際協力事業団専門家を経て、1994年より現職。現代医学と漢方を併用した診療を行う。循環器専門医、小児科専門医、認定内科医、医学博士。成人および小児の心身症などのメンタルヘルス不調、高血圧、糖尿病などの生活習慣病やアレルギー疾患の診療のほか、ハーブ療法やアロマセラピーを用いたセルフケアに関する講演、執筆活動も行う。
(写真:室川イサオ)

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