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ベテランドクターが教える 上手な医者のかかりかた

お薬手帳はあなたのカラダの「代弁者」

副作用や無駄な受診の防止に力を発揮

 橋口玲子=緑蔭診療所医師

院内調剤の情報や健診データも入れると良い

お薬手帳の情報から薬の相互作用についても考えることができます。(©Somsak Sudthangtum-123rf)

 院外処方箋を発行せず、病院や診療所から直接お薬が出される「院内調剤」の場合は、「お薬手帳を見せてください」とはいわれないかも知れません。しかし、希望すれば用紙やシールをプリントしてくれるところもありますし、もし、プリントをもらえない場合は、薬と一緒にもらう「薬剤情報提供書」を貼り付けておく手もあります(手帳は分厚くなってしまいますが)。もちろん、手書きしても良いのですが、薬の名称や服用量などの転記ミスには注意してください。

 お薬手帳と同様に、職場で受ける健康診断の結果も一元化してファイルにしておくと非常に役立ちます。たとえば健診で「要再検」と指摘されて受診するときに、その検査値が書かれた用紙を持ってこない人も意外に多いもの。しかし、過去数年分の検査値をファイルしたものを見せてくれれば、いつごろから体に変化が起こっていたのか、症状の経過についても医師は把握することができ、的確な治療へと結びつくのです。

 あなたの大切な情報をしっかり役立てるために、ぜひお薬手帳や検査データを「一元化」してみましょう。

(まとめ:柳本 操=フリーライター)

橋口 玲子(はしぐち れいこ)
緑蔭診療所(神奈川県南足柄市)医師
橋口 玲子(はしぐち れいこ) 1954年、鹿児島市生まれ。東邦大学医学部を卒業。東邦大学医学部客員講師、および薬学部非常勤講師、国際協力事業団専門家を経て、1994年より現職。現代医学と漢方を併用した診療を行う。循環器専門医、小児科専門医、認定内科医、医学博士。成人および小児の心身症などのメンタルヘルス不調、高血圧、糖尿病などの生活習慣病やアレルギー疾患の診療のほか、ハーブ療法やアロマセラピーを用いたセルフケアに関する講演、執筆活動も行う。
(写真:室川イサオ)

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