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立川らく朝の「わかっちゃいるけど…」

更年期に“うつ”にならない方法

あると面倒、ないと寂しい

 立川らく朝

どうせテレビを見るならば

 やっぱりさ、中高年なんて呼ばれる歳になったら、うつの予防くらいはしたいもの。なにも特別なことすることないの。一番効果的なのが運動。運動はうつの予防にも治療にも良いことは昔から知られています。え、「休みの日はずっとテレビ見てる。最近は暗いニュースばっかり」ってねえ、それじゃもっとうつになるでしょうよ。

 面白い研究があります。ハーバード公衆衛生大学院が、運動量とテレビを見ている時間、それらとうつとの関係を調査したんですね。対象は60代なかばの女性ばかり5万人ほどで、10年間追跡調査したんですね。その結果、運動量が最も多い(90分以上/日)女性は、最も少ない(10分未満/日)女性に比べ、うつ病の発症リスクが20%低かったそうです。

 さて、これにテレビの影響が加わると、どうなるでしょうか。運動量が最も多くテレビの視聴時間が短い(0~5時間/週)女性は、運動量が最も少なくテレビの視聴時間が最も長い(21時間以上/週)女性に比べ、うつ病の発症リスクが38%も低かったんです(*1)。

 テレビを見て運動しないで、うつうつとしてる人いませんか。とくに更年期には、テレビの見過ぎはうつを助長するかもしれませんよ。え、「テレビショッピングと韓ドラさえあれば私は元気でいられるのよ」、失礼しました。でもたまにはらく朝の番組も見てちょうだいよ、「Dr.らく朝笑いの診察室」(毎週月曜の夜8:54から、BS日テレ)。だって、たったの6分だもん。

*1 Michel Lucas, et al. Relation Between Clinical Depression Risk and Physical Activity and Time Spent Watching Television in Older Women: A 10-Year Prospective Follow-up Study. Am J Epidemiol. 2011;174(9):1017-27.
らく朝築地独演会のお知らせ
築地本願寺ブディストホール(東京)
第34回 2015年11月9日(月)19:00開演
第35回 2015年12月15日(火)19:00開演
お申込みはオフィスらく朝(03-6661-8832)、詳細はHPで。

BS日テレ毎月曜日「Dr.らく朝笑いの診察室」放送中。
ラジオNIKKEI第3土曜日「大人のラヂオ」パーソナリティ。
立川らく朝(たてかわ らくちょう)
落語家(医学博士)
立川らく朝(たてかわ らくちょう) 1954年1月26日、長野県に生まれる。1979年、杏林大学医学部卒業。慶応義塾大学医学部内科学教室へ入局。主として脂質異常症の臨床と研究に従事。慶応健康相談センター(人間ドック)医長を勤める。
2000年、46歳にして立川志らく門下に入門、プロの落語家として再出発する。
2004年、立川流家元、立川談志に認められ二つ目昇進。医学博士でもある立場を生かし、健康教育と落語をミックスした「ヘルシートーク」、「健康落語」、「落語&一人芝居」という新ジャンルを開拓。マスコミなどで評判となり全国での公演に飛び回る毎日。また「健康情報を笑いを交えて提供する」というコンセプトで全く新しい講演会を精力的に開催。2015年10月1日付で真打昇進。笑いと健康学会理事。日本ペンクラブ会員。公式HPはこちら
(写真:増田伸也)

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