66で状況は一変
でもこのデータに落ち込むどころか「よし、食うぞ」と、喜んでステーキを食べに行った人たちもいたのです。どんな人たちかというと、66歳以上の研究者。
そのわけはですね、がんの死亡リスクが4倍以上というのは、50~65歳の人たちでのデータでして、66歳以上の人に限って見てみると、動物性たんぱく質をいっぱい食べてる人の方が、がんの死亡リスクは60%低かったんです。
さて、「あなたは今、おいくつですか?」なあんてね、私、意地の悪い顔して聞いてますけど。ま、当初の予想通りと言いますか、比較的若い世代では、やっぱりお肉の食べ過ぎはいけないようなんです。でも66歳を界にして、状況は一変するわけですよ。
「じゃあ早く歳をとりたい」、また極端なこと言って。大丈夫、食べ過ぎちゃダメよ、というだけで、食べちゃダメって話じゃないんですから。え、「俺は今年で66歳だ。これから安心して肉が食えるぞ」、って喜んでますねえ。なんです「ちょうど66で、ジャストミートだ」...それ意味が違うでしょ。
2016年9月12日(月)19:00開演
築地本願寺ブディストホール(東京)
◆第1回「立川らく朝のごごらくご」
2016年10月10日(月・祝)14:00開演
紀尾井ホール(東京)
◆第45回「らく朝築地独演会」
2016年11月9日(水)19:00開演
築地本願寺ブディストホール(東京)
お申込みはオフィスらく朝(03-6661-8832)、詳細はHPで。
BS日テレ毎月曜日「Dr.らく朝笑いの診察室」放送中。
ラジオNIKKEI第3金曜日「大人のラヂオ」パーソナリティ。
落語家(医学博士)

2000年、46歳にして立川志らく門下に入門、プロの落語家として再出発する。
2004年、立川流家元、立川談志に認められ二つ目昇進。医学博士でもある立場を生かし、健康教育と落語をミックスした「ヘルシートーク」、「健康落語」、「落語&一人芝居」という新ジャンルを開拓。マスコミなどで評判となり全国での公演に飛び回る毎日。また「健康情報を笑いを交えて提供する」というコンセプトで全く新しい講演会を精力的に開催。2015年10月1日付で真打昇進。笑いと健康学会理事。日本ペンクラブ会員。公式HPはこちら。
(写真:増田伸也)