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立川らく朝の「わかっちゃいるけど…」

糖尿病は予備軍でもがんになりやすい

採血の上手な魔法使い

 立川らく朝

採血は誰にしてもらう

 実は、HbA1cが6.5%(国際標準値)以上というのは、糖尿病の診断基準のひとつになっています。そこで、6.5%以上の人たちのがんの発症リスクを、HbA1cが正常の値である5.0~5.4%の人たちと比べてみると、なんと1.43倍に上がっていました。どうやら糖尿病の人はがんになりやすいということが言えそうです。

 さて、それでは、その中間の人達、つまり予備軍ですよね、その人たちはどうだったのでしょうか。HbA1cが5.5~5.9%の人達のがんの発症リスクは1.01倍、6.0~6.4%では1.28倍でした。つまりHbA1cの値が高くなればなるほど、がんのリスクはそれにつれて上昇するというわけです。

 ここで注意したいのは、糖尿病予備軍でも、正常の人に比べるとがんの発症リスクが高くなっているということ。糖尿病予備軍は、がんの予備軍でもあるということなんですね。

 HbA1cも、もちろん血糖と同じく、血液検査で得られるデータです。こうなると、採血を嫌がってる場合じゃないですよ。やはり定期的に検査しておいた方が良さそうです。でもやっぱり採血は、上手な人に針を刺してもらいたい。あ、そうそう、まるで魔法使いみたいに針を刺すのが上手い人がいるんですって、誰かって、その人の名前は、ハリー・ポッター…ちょっと違うか。

らく朝築地独演会のお知らせ
築地本願寺ブディストホール(東京)
第41回 2016年5月17日(火)19:00開演
第42回 2016年6月6日(月)19:00開演
お申込みはオフィスらく朝(03-6661-8832)、詳細はHPで。

BS日テレ毎月曜日「Dr.らく朝笑いの診察室」放送中。
ラジオNIKKEI第3金曜日「大人のラヂオ」パーソナリティ。
立川らく朝(たてかわ らくちょう)
落語家(医学博士)
立川らく朝(たてかわ らくちょう) 1954年1月26日、長野県に生まれる。1979年、杏林大学医学部卒業。慶応義塾大学医学部内科学教室へ入局。主として脂質異常症の臨床と研究に従事。慶応健康相談センター(人間ドック)医長を勤める。
2000年、46歳にして立川志らく門下に入門、プロの落語家として再出発する。
2004年、立川流家元、立川談志に認められ二つ目昇進。医学博士でもある立場を生かし、健康教育と落語をミックスした「ヘルシートーク」、「健康落語」、「落語&一人芝居」という新ジャンルを開拓。マスコミなどで評判となり全国での公演に飛び回る毎日。また「健康情報を笑いを交えて提供する」というコンセプトで全く新しい講演会を精力的に開催。2015年10月1日付で真打昇進。笑いと健康学会理事。日本ペンクラブ会員。公式HPはこちら
(写真:増田伸也)

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