日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様
日経Gooday TOP  > コラム  > 森山紀之の「拝啓 これからがんになる皆様へ」  > がん治療を阻む「ゼロリスク思考」  > 2ページ目
印刷

森山紀之の「拝啓 これからがんになる皆様へ」

がん治療を阻む「ゼロリスク思考」

デメリットしか見ないから、何も決められず治療が遅れる

 森山紀之=東京ミッドタウンクリニック健診センター長 常務理事

 「人工膀胱になっても誰にも気づかれることなく日常生活を送れます。余命にかかわることとして考えてみてください」と、私は説得を試みました。ですが、どうしても嫌だと言うのです。

 次に、膀胱の中に抗がん剤を入れて進行を遅らせることを提案しました。進行するリスクは完全には取り除けませんが、それでもがんが小さくなる可能性はある。しかし、この提案にも「抗がん剤は副作用が強いと聞くので嫌だ」と男性は言いました。最後に放射線治療を提示しましたが、これもまた「膀胱炎の副作用が出るようだから受けたくない」と拒みました。あれもこれもそれも…と、治療と引き換えに起こり得るデメリットを羅列し続けました。患者さんに治療を受け入れてもらえない限りは、医師はお手上げなのです。


続きは「日経Goodayマイドクター会員(有料)」の方のみ、
ご利用いただけます。

この記事の概要

RELATED ARTICLES関連する記事

FEATURES of THEMEテーマ別特集

  • 「ウォーキング」「ジョギング」 大きな健康効果を得るための小さなコツ

    ウォーキングやジョギングなどの「有酸素運動」には、「コロナ太り」の解消や、生活習慣病の予防、免疫力アップなどが期待できる。ただし、漫然と歩くだけでは運動効果は低いし、かといって本格的なジョギングは運動初心者にはハードルが高い。そこで運動効果の上がる歩き方と、初心者でもできる走り方のコツを紹介する。

  • 悩ましい「老眼」「飛蚊症」「ドライアイ」への対処法

    放っておいても失明につながる心配はないものの、日常生活に不便をもたらしたり、疲れや肩こりなどの体の不調を引き起こす、悩ましい目の症状。今回は、そうした「ちょっと困った目の症状」の代表例である「老眼」「飛蚊症」「ドライアイ」への対処法をまとめていく。

  • 「眠れない」を解消して抵抗力を高める、3つのNGと6つのテク

    暑い夜でもぐっすり眠るにはどうすればいいのか。そもそも睡眠は何時間とればいいのだろうか。今回のテーマ別特集では、不眠を解消するための3つのNGと、6つの快眠テクニックを紹介する。

テーマ別特集をもっと見る

スポーツ・エクササイズSPORTS

記事一覧をもっと見る

ダイエット・食生活DIETARY HABITS

記事一覧をもっと見る

からだケアBODY CARE

記事一覧をもっと見る

医療・予防MEDICAL CARE

記事一覧をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

お知らせINFORMATION

日経Gooday新型コロナ特設

SNS

日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!

RSS

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間

NIKKEICopyright © 2020 Nikkei Inc. All rights reserved.