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石原良純の「日々是好転!ときどきカラダ予報」

「ぶら下がらない式健康法」で関節伸ばし 石原良純さんのマイブーム

第87回 移動時間を生かしてダンベルで腕の筋トレも

 石原良純

テレビ界きっての多趣味人で、博識の石原良純さん。50代で人生により磨きをかける日々の中で感じている、カラダのこと、天気のこと、そしてニッポンのこと。何事も前向きに生きれば、日々是好転! 日課のジョギング中にこれまで知らなかった公園を見つけた良純さん。そこで見かけたあるものにぶら下がってみたのをきっかけに見出した「ぶら下がらない式健康法」とは? 自分の背と腕の長さに合ったものを選んでぶら下がるのが、気持ち良くやるコツだそうです。

きっかけは公園での「あるもの」との出合い

 いつものように家の近くをジョギングしていると、新たに比較的大きな公園を発見した。

 走ると体が活性化する。体が活性化すると腸が動く。腸が動くとトイレに行きたくなる。どこにトイレがあるかを知っておくことは、ジョギングする者にとっては重要だ。トイレ付き公園のレパートリーがめでたく一つ増えた。

 夕暮れが迫っていることもあり、公園に人影は見当たらない。家路を急ぎスピードを上げようかと思った時、鉄棒にぶら下がるシルエットが目に入った。小学生の高学年ぐらいだろうか。クラスの中で、いかにも運動がよくできますよといわんばかりの手足の長い少女が、気持ち良さそうに鉄棒にぶら下がっていた。

 自分の体の重みで、手首の関節が伸びる。続いて肘の関節が伸びる。肩甲骨が広がる。体側が伸びる。おなかも伸びる。足だって長くなる。日々の暮らしの中で萎縮してしまっていた体をジンワリと伸ばすのは気持ち良い。体にも良いに決まっている。

 その昔、“ぶら下がり健康法”なるものが流行ったではないか。実家にもひと頃、そんな健康器具が置かれていた。子供だった僕には理解できなかったが、パイプのフレームにぶら下がった親父は、気持ち良さげにウーッとうめいていた。

 翌日、近くの子供らが学校を終える前に、僕は再びその公園に走って向かった。人けのない公園で、僕はピョンと跳ねて鉄棒にぶら下がってみる。まず驚いたのは、鉄棒が冷たいこと。熱伝導率の高い鉄棒は、冷たい北風にさらされて思いのほか冷えていた。

久々に握った鉄棒は、思いのほか冷たくてびっくり!
久々に握った鉄棒は、思いのほか冷たくてびっくり!

 次に驚いたのは、自分の手がヤワなこと。プヨプヨとした手のひらの皮は、自分の体重を支えるだけでヒリヒリと痛んでくる。1、2、3と数える間もなく痛みは手のひらから手首へと広がっていく。ジンワリと伸びて気持ち良いどころか、肘や肩の関節が鈍い音を立て外れそうだ。

 鉄棒から落ちると観念した僕は気がついた。つま先を少し伸ばすだけで、地面に着くではないか。いやいや、ダラリと脱力するだけで足裏が接地する。

ぶら下がっているようで、ぶら下がっていない。だから手のひらが痛むこともなく、関節を伸ばせる。
ぶら下がっているようで、ぶら下がっていない。だから手のひらが痛むこともなく、関節を伸ばせる。

 足裏が地面に届きそうで、届かない。ぶら下がっているようで、ぶら下がっていない。そんな状態でゆっくり時間が流れると、体の節々が少しずつ伸びていく。1分、2分と経過するほどに、足の裏で感じる体重が重くなり、手のひらの痛みは消えてゆく。

 5分経過。この場で身長測定したならば、僕の体は2、3ミリ伸びているに違いない。関節が伸びて可動域が広くなる。体を軽々と動かせるような気がしてくる。これぞ、僕の新発見。“ぶら下がらない式健康法” 。近くの公園を巡り、自分の背と腕の長さに合った鉄棒を見つけることを皆さんにお勧めする。

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