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石原良純の「日々是好転!ときどきカラダ予報」

「ぶら下がらない式健康法」で関節伸ばし 石原良純さんのマイブーム

第87回 移動時間を生かしてダンベルで腕の筋トレも

 石原良純

寸暇を惜しんで車中で筋トレ

 そしてもう一つのマイ健康ブームは、車に載せた2キロのダンベル。

 昨年の夏、脚立の転倒でまさかの右手首を骨折。おかげで左腕よりも太かった右腕がやせてしまった。左右を見比べてみると、どちらもひょろりとか細い。そこで車にダンベルを載せ、移動時間に前腕の筋肉強化をすることにした。

 まず、ダンベルを握った手首を手前に巻き込む。次に、ダンベルをテニスラケットのように持ち上下に動かす。3つ目は、親指と小指でダンベルを引っかけ伏せた手のひらを上に向かって反る。いずれも左右、8カウントを20回ずつ。国道246から六本木通りに進む頃には、軽く前腕がしびれてくるのが心地良い。

 有酸素運動で呼吸器や循環器系を鍛えるだけでなく、筋肉に負荷をかけて筋肉量を増やすことが元気な長生きの秘訣。これ、今や常識。小さな筋肉も見逃さない。小さなことからコツコツやる僕は偉いね。

大舞台での演奏は、健康に良い?

 偉いといえば、大阪城ホールの『ザワつく!金曜日コンサート』が無事に終了しました(コンサートの詳細は前回記事をご覧ください)。正確には無事かどうか分からないが、とにかく16小節を吹き切ったのだから悔いはない。

こんなに大きな会場でした。
こんなに大きな会場でした。

 大阪での本番の3日前、松戸の大きなホールを借り切って全体リハーサルがあった。初めて楽団をバックに、皆の前で演奏をすることになった。

 高嶋ちさ子と12人の女性ヴァイオリニスト、と思いきや、今回はOGも参加してバイオリンだけで倍の人数。チェロもいつもの5人衆よりかなり人数が多い。ピアノにドラムにパーカッションが加わって、僕のトロンボーンの後ろには40人もの楽団が並んだ。

 ボレロのソロパートは、高嶋ちさ子さんのリコーダーから始まって、長嶋一茂さんのチェロ、僕のトロンボーン、高橋茂雄さんのサックスの順。

 1人のパートが終わるたび、おのおの練習してきたスピードに伴奏は変わってくれる。他人が聞けば随分とゆっくりしているようでも、初心者の僕らにとって雪崩(なだれ)を打って音が押し寄せてくるように感じる。

 スピードよりも手に余ったのが、音の大きさ。バックの音に負けまいと知らず知らずのうちに力が入ってしまう。すると、息が続かない。高音域に入る前からヘナヘナとマウスピースに送り込む息が足りなくなってしまうのだ。

 気を取り直し、ブレスを取って再び音を出そうとする。だが、周りの音が大きくて自分の楽器の音が聞こえない。自分の音のボリュームを上げようとすると、またオーバーフローになってしまうから、また演奏が止まってしまう。

 やばい、3カ月間の努力は水の泡か。

 そこで僕は気がついた。トロンボーンもゴルフも同じこと。まず、大事なのは最初の音。ゴルフだって1番ホールのティーショットが当たれば一日楽しくプレーできる。一つ二つ音が出なくても気にせず続ける。ゴルフだって全てナイスショットのわけはないのだから。

 そして何より、力めば良い音が出ない。力めば球が曲がる。リラックスすれば良い音が出る。リラックスすれば真っ直ぐ球が飛ぶ。おじさんの手習いは、ゴルフに置き換えるとコツが理解しやすいようだ。

 10月10日は大阪城ホールの本番。心地良い朝日を浴びながらホールに入って驚いた。何と広く、何と数多くの座席が並んでいることか。コロナ自粛要請が緩和され、ホール最大収容人数の半分まで入場者が認められた。その数、なんと8000人。

 楽器を弾き始めると、人に聞かせたくなるものだが、その規模が余りにも大き過ぎる。ド素人の目の前に、いきなり8000人の観客とは。

 でも、やるしかない。

 なるほど、こんな緊張感が僕にとって、一番の健康法なのかもしれない

この緊張感、たまになら体にも良いのかもしれない。
この緊張感、たまになら体にも良いのかもしれない。
石原良純(いしはら よしずみ)
俳優・気象予報士
石原良純(いしはら よしずみ) 1962年1月15日生まれ。神奈川県逗子市出身。慶應義塾大学経済学部卒。テレビ、舞台、映画など幅広く活躍。趣味はマラソン。自宅から10キロ先の所属事務所まで走って通うことも。

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