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石原良純の「日々是好転!ときどきカラダ予報」

“良純駒”で将棋力がドカンとアップ

第38回…藤井聡太四段は羽生善治棋聖の域に達するだろうか

 石原良純

日曜日の朝は、どっぷりと将棋に浸かる

 僕の先生は、『NHK杯テレビ将棋トーナメント』だった。日曜日の朝は、10時半からどっぷりと将棋の時間に浸かる。早指し将棋とはいえ、大人の考慮時間は子供にとっては長い時間に思える。「このおじさん、何をのろのろ考えているの」と、子供の僕はちょっとイライラしながら画面を睨みつけていた。

 テレビをしかめっ面で睨んでいると、もう止まらない。番組が終了し画面が『NHK杯テレビ囲碁トーナメント』に変わっても、ひたすら見続ける。黒い石と白い石が交互に盤面に並んでゆく。“ノビ”だの“トメ”だの、解説者が何か言っても、何のことやらさっぱり分からない。それでも、ひたすら見続け、並んでいる石に隠された意味を探る。それは気象予報士が、天気図を睨み倒すのに通じているのかもしれない。

 一手一手指される真剣勝負と同じくらい重要なのが、勝負の決着が着いた後の、感想戦だと気付いたのは、大人になってからのことだ。

 熱戦の後、初手から盤面を振り返りながら駒を動かしていく。楠田君との何十年も続く因縁の勝負で、二人で感想戦を語り合えた当時が、僕の将棋力のピークだった。

“羽生マジック”にみんなしびれていた

 当時は、ちょうど羽生善治棋聖が世に出始めた頃でもある。大人の世界だとばかり思っていた将棋界に、髪の毛ボサボサで襟の抜けた羽織袴の若者が登場した。これが滅法強い。彗星のごとく現れたニュー・ヒーローに将棋界はザワついていた。

 今年は将棋界に再びヒーローが登場した。史上最年少でプロ入りし、デビュー以来公式戦29連勝の新記録を樹立した藤井聡太四段だ。

 記録更新中は、連日マスコミに取り上げられた。僕が月曜コメンテーターの『羽鳥慎一 モーニングショー』でも毎朝、彼の話題を続けていた。ついにやることが無くなって、将棋の駒の動かし方を羽鳥さんが説明していた。

 でも、これっておかしくないか。多くの皆さんは、駒の動かし方も知らずに、タイトル戦や奨励会、将棋対局の話をしていたわけだ。

[画像のクリックで拡大表示]
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天童商工会議所で講演した際に頂いた“良純駒”。石原良純家の床の間に飾っている。

 しかし、ちょっと将棋をかじってきた僕にとってのヒーローは、やっぱり羽生善治棋聖。“羽生の頭脳”から繰り出される“羽生マジック”に対局者も解説者も、もちろんテレビの観戦者の誰もがしびれていた。

 藤井君は、果たして羽生さんの域に達するのだろうか。今や将棋番組は、日曜の朝だけではない。インターネットテレビもあるのだから、“藤井マジック”をこの目で確かめねばならないな。

 先日、将棋ファン歴がもうすぐ50年の僕は、将棋駒の故郷、天童を訪れた。その時、商工会議所主催の講演会のお礼に大変なものを頂いた。なんと、良純と刻まれた大きな飾り駒。

 もちろん良純駒はドカンと床の間に飾る。さすれば、僕の将棋力もドカンとアップするに違いない。

石原良純(いしはら よしずみ)
俳優・気象予報士
石原良純(いしはら よしずみ) 1962年1月15日生まれ。神奈川県逗子市出身。慶応義塾大学経済学部卒。テレビ、舞台、映画など幅広く活躍。趣味はマラソン。自宅から10キロ先の所属事務所まで走って通うことも。

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